2014 Fiscal Year Research-status Report
多読多聴授業の生涯学習への応用―高等教育の教室を飛び出して地域貢献へ
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24520605
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
上田 敦子 茨城大学, 大学教育センター, 准教授 (30396593)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中西 貴行 常磐大学, 人間科学部, 准教授 (10406019)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 多読 / 多聴 / 社会人 / 生涯学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
2014年度は、本来は研究機関の最終年度であった。 ①放送大学および授業の社会人に対して多読・多聴の指導をする機会があり(6月/11月:放送大学、10月~2月:授業の公開講座)、経験と事例を増やすことができた。 ②また、マレーシアで開催されたアジア英語教育学会(Asia TEFL)で研究の一部を発表することができた。(The Relationship Between Test Items and Students' Reading) どのようなテストを使えば多読で培われたはずの成果をより適切に評価することができるのか、といった提案を含んだもの。過去行ったSLEPテストや読書速度・読解力を問うテストと、読書量との相関を分析した。 ③しかし、最終年度に予定していた社会人対象の多読セミナー(講演会)が実施開催できなかったので、2014年度予定していた内容をすべて終了できてはいない。よって、2015年度に期間延長の手続きをとった。 2015年度に実施する予定のセミナーは、より実行可能な、社会人が参加しやすいスケジュールと環境を考慮したものとしたい。多読をメインにした授業を公開しているが、この授業の参加希望者が多く、生涯学習センターからの情報によれば受付開始後すぐに予定人数を超えてしまうとのことなので、このようなニーズもカバーした内容(ただの講演会ではなく、実際に英語の本を読み、体験してもらうタイプのもの)にしたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
学会での発表など、一部の目標は達成している。 しかし、開催する予定であった社会人向けのセミナーが、依頼する講演者とスケジュール調整がつかず、2014年は開催を見送ることとなってしまった。1年延期して開催することにしている。
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Strategy for Future Research Activity |
期間延長させていただいているので、2015年度中に予定していた社会人向けセミナー(講演会)を何らかの形で開催する。 所属している茨城大学の図書館がリニューアルされ、カジュアルな形での小規模なセミナーなどが開催しやすくなっている。そこで、2014年度の計画をただ実行するのではなく、より参加してもらいやすい形式にできないか検討し、実現可能なスタイル、また、一度限りではなく、今後続けていけるスタイルをとっていきたい。
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Causes of Carryover |
開催を予定していたセミナーが講演者のスケジュール調整がつかず、開催できなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
2015年度中に社会人を対象としたセミナーを実施する。
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