2014 Fiscal Year Annual Research Report
Ｅ－Ｌｅａｒｎｉｎｇ教材における英文読解時の視線動向に関する研究
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24520649
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| Research Institution | Tokyo Denki University |
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Principal Investigator |
宍戸 真 東京電機大学, 情報環境学部, 教授 (20247084)
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| Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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| Keywords | 英文読解力 / 視線計測 / 眼球運動 / E-Learning / 効果測定 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
E-Learning教材Effective Readingを利用した日本人学習者の英文読解活動における視線動向の研究として、眼球運動の停留(fixation)、逆戻り(regression)などの特徴について分析を行った。初年度に実験を行った対象者の内下位レベルのTOEIC300点以下の学習者だけを対象とし、1年間の学習の開始時と終了時に視線動向を調査する実験を行い、その変化の特徴を分析する研究を行った。実験ではナック・イメージテクノロジー社製、EMR-9を利用し、Effective Readingのさまざまな練習から英文読解に関する手法がどの程度身についたかを調べるために、6ヶ月間の経過を観察しながら変化を調べた。被験者のほぼすべてが停留時間の縮小、停留間隔の拡大など、停留に関しては中位レベルに近づく変化を示した。また、返り読みの回数も減少するなど、逆戻りに関しても中位レベルの学習者の特徴に近づく変化が見られた。
これらの結果から、Effective Readingを利用した英文読解力を養成する学修は、下位レベルの学生に対して有益あることが、視線動向の特徴の変化から証明されたといえる。また、英文読解時の視線動向の訓練は、英文読解力を養成するための方策のひとつとして効果があることもわかった。
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