2013 Fiscal Year Research-status Report
ドリル型eラーニングにおける学習ストラテジーと学習負荷に関する研究
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24520654
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
吉成 雄一郎 東海大学, 外国語教育センター, 教授 (20318166)
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Keywords | eラーニング / 学習負荷 / 学習者タイプ / 学習ストラテジー |
Research Abstract |
本研究の遂行に不可欠な学習負荷の影響を明らかにするための、モニター・実験用eラーニングシステムの構築を行った。具体的には、学習負荷を主観的尺度と客観的履歴の2つに分けて、データを収集、分析仕組みを準備した。主観的尺度では、さらに2つの観点に分かれる。一つは「スイスイできる」、「四苦八苦している」などと言った「学習の進行上のスムーズさ」であり、もう一つの観点は「集中している」、「飽きている」などといった「集中度」である。一方、学習負荷の客観的、間接的履歴として、①直近の正答率、②解答時間、③連続学習時間を取得する。 上記の2つの尺度・履歴を自動取得・記録できる、独自のeラーニングシステムを構築した。具体的には以下の作業を行う。① 専用のWebサーバー上に、以下の機能を有したeラーニングシステムの作成、② 学習対象プール搭載型eラーニングシステムに以下の機能を付加した。③ 学習画面の一角に、オンラインアンケート機能を設けて、(ア)学習上のスムーズさについての質問と(イ)集中度のついての質問を行う。回答はすべてシステム内のデータベースに格納する仕組みとした。④ (ア)直近の正答率、(イ)解答時間、(ウ)連続学習時間等を取得し、システム内のデータベースに格納した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
現在、独自のモニター・実験用eラーニングシステムとそのコンテンツの作成についてはほぼ完成した。このシステムは、実際に構築してから、様々な試行錯誤を経て、改良をする必要が生じた。そのためシステムの完成に時間がかかり、データ収集は2013年度んも終わりから開始せざるを得なかった。2014年度も引き続きデータを収集し、その後分析作業に進みたいと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、本研究では、eラーニングの学習ストラテジーを、①直接ストラテジーと②間接ストラテジーに分けて分析する計画である。 直接ストラテジーでは、学習者が正解を得るために時間をかけて(じっくり)考える、あるいは分からなければすぐに解答を見ようとする行動にでるか、などeラーニングにおいて、学習者が直接(主体的に)選択でき、学習の進捗にも直接左右するストラテジーである。 一方、間接ストラテジーは、学習者が直接的にはeラーニングシステムに操作できないものの、eラーニングにおいて、どのような学習状態を好むかということである。たとえば、学習がスムーズに進むことを重視し比較的正解を得やすい状況を好むのか、正解率が低くとも先に進む学習を好むのかなどである。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
モニター・実験用eラーニングを構築後、いくつかの問題点、改良を要する点がでてきて、その修正に時間が予想以上にかかった。その結果、データの収集が遅れ、分析作業にまで進まなかった。 今後はデータ収集を進め、分析作業を行いたい。そのための外部の知見の教授を受け、分析を進める。
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