2013 Fiscal Year Research-status Report
Translation in Extensive Reading
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24520670
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
ギリス・フルタカ アマンダ 京都産業大学, 外国語学部, 准教授 (00257768)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ロブ トーマス 京都産業大学, 外国語学部, 教授 (30148366)
クラフリン マシュー 京都産業大学, 外国語学部, 准教授 (30387998)
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Keywords | 多読 / 第二言語 / 母国語 / 翻訳 / automaticity / fluency / graded readers / readability |
Research Abstract |
私は、中学生、高校生および先生を対象に、複数の学校でインタビューを実施しました。2校は私立の橘中学校と高等学校、立命館中学校と高等学校です。去年同様大学生相手に使った手順 (retrospective read aloud protocol)黙読と理解度テスト。学生は理解度テストの質問を理解し、それに答えるために、日本語に翻訳しなければならない語句に下線を引くように指示される。これは各読解レベルにおいて翻訳がどこで使用されたかをおおまかに示すものである)を用いましたが、年齢や、英語力に見合う材料を多く取り込みました。先生方に対して英語学習、教員養成、職業訓練、学校のカリキュラムのことを聞き、多読に対する知識や、意見をまとめました。 インタビューは録音されており、現在書き映しているところです。加えて、二つ目の調査 (京都産業大学の学生に対して使った調査内容を含む)は中等部、高等部の英語のカリキュラムに多読が含まれている立命館に対して使いました。この調査は、2-4年間多読をした生徒たちと、1年のみ多読を実習した大学生を比べるためのものです。私は、7回プレゼンテーションを5つの(そして海外で2回)学会で今回の研究結果を発表し、一度全国語学教育学会 (JALT) の京都支部で講演しました。テンプル大学ジャパンの週末に行われた私の研究内容に関連する内容のセミナーに2度出席し、海外の学会(TESOL)にも参加しました。また、海外雑誌のReading in a Foreign Languageに論文を提出中です。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成24年に私は大学1年生にインタビューをして分かったことは、彼らは英語力に違いはありますが、簡単な傾斜読み物でも頻繁に英語から日本語に訳していることです。このことから、英語初心者の間でこういったすぐに日本語に訳すことがどのくらい頻出するのかを調べる予定です。加えて、中学生と高校生の英語の読み方や英語力に多読プログラムはどのような影響を与えているのかを研究していく予定です。また、同年の間に傾斜読み物 (graded reading material) の文調、比喩的な言葉使い、推論と絵図の役割とその効果を発見し、日本人学生が一度頭の中で翻訳すること無く内容を英語のまま理解することの手助けになっていることも分かってきました。こういった事を知って、私はもっといろんな傾斜読み物を研究し、出版社や英語教育者に英語を学ぶ生徒たちの頻繁的に日本語に訳しながら英語を読む習性に注意を払う必要性も調べています。このことを調べるために、中学と高校で多読プログラムを受けている生徒と受けて無い生徒にインタビューをしました。加えて、多読プログラムを施している中学校と高等学校の先生方とともにアンケートを取りました。ここまでは私の研究の60%は達成しております。平成26年に中学校、高等学校の調査結果を分析し、残りの書き写しをして、行ったインタビューのデータをまとめなければなりません。
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Strategy for Future Research Activity |
私が新たに集めたデータは日本人の英語学習者があらゆるレベルにおいて、英語を読んでいる時に頻繁に日本語に訳したり考えたりするといった事柄についてもっと詳しく、そして深く知るようになりました。まだまだ日本人が日本語に訳したり考えたりすること無く英語を直接読めるレベルについて研究しなければなりません。そのために、言葉を学び始める幼い頃から第二言語として英語を読む大事さと、それを実現する子供向けの読書の教え方を研究する必要があります。私は保育園や、小学校、言語学校へ赴いて、そんな教育を施している現場を調べる予定です。平成26年に京都産業大学の英語科のカリキュラムが変わり、多読コースが追加されました。これを機に、調査内容を広げて傾斜読み物 (graded reading material) の文調、比喩的な言葉使い、推論と絵図の役割を研究し、学生の読解力と日本人が一度頭の中で翻訳すること無く内容を英語のまま理解することに多読はどれだけの効果があるのかを、私が自分の学生に与える授業内の課題や、宿題を通して調べる予定です。関西や関東で、幼い頃から英語を第二言語として生徒に教えている小学校、語学学校、そして国際学校への交通費と研究の対象となった生徒・教員への謝礼が必要です。私は京都産業大学の学生を対象とした多読プログラムのもっといろんな傾斜読み物を使用し、読解力について理解を深めるために新たな図書を購入する必要もあります。加えて、国内で3つ、国外で2つの学会議がございますのでその交通費と滞在費も必要です。今後英語の読解力と母国語がどのように第二言語習得に役立つのかというテーマのセミナーにもっと出席するつもりでもありますのでその交通費と滞在費も必要です。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度に海外出張で学会に参加する予定であったが、日程調整がうまくいかず、平成26年度に海外出張を行うことにした。 最初に関西と関東の低学年の生徒に英語を読ませている小学校と、国際学校両方の教育方法や教材を調べるための学校訪問の交通費と滞在費が必要です。本大学で大学生が英語を読ませる方法の新しい実験をするために新しい多読の材料を使います。国内で3つ、国外で2つの学会がありますのでその交通費と滞在費に使用します。今後英語の読解力と母国語がどのように第二言語習得に役立つのかというテーマのセミナーにもっと出席するつもりです。
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Research Products
(8 results)