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2012 Fiscal Year Research-status Report

若者の国際競争力を高める ―「5つの提言」の具体的施策を練る―

Research Project

Project/Area Number 24520690
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionNational Institute of Technology, Toyama College

Principal Investigator

清水 義彦  富山高等専門学校, 一般教養科, 准教授 (90548322)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岡崎 浩幸  富山大学, 人間発達科学部, 准教授 (20436801)
荻原 洋  富山大学, 人間発達科学部, 教授 (40152409)
Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
Keywords米国カリフォルニア州、オレゴン州 / 協働学習 / 学習デザイン / グローバル人材育成 / ICT活用
Research Abstract

本研究の目的は、2011年6月に文部科学省から出された「国際共通語としての英語力向上のための5つの提言と具体的施策」の中で、若者に直接関係がある提言1、提言2、提言3をもとに現場で使える英語授業デザインを構築することである。研究実施計画に沿って、初年度の平成24年度は、1.米国カリフォルニア大学アーバイン校の海外研究協力員2名を招聘し、また研究代表者が米国カリフォルニア大学アーバイン校とオレゴン州パシフィック大学を訪問し、実際に双方の現場を視察しながら、ICTを取り入れた協働学習の環境整備、改善を行った。2.ICTと協働学習を取り入れた学習デザインを考案した。3.2の学習デザインを実際に試行することにより、A.学生のグローバル化に対応できる力と意識の変化を測定した。B.発信力として、英語スピーキング力とライティング力を試行授業の事前、事後の2回にわたって測定し、分析した。
上記1、2に関しての具体として、アメリカの2大学(米国カリフォルニア大学アーバイン校とオレゴン州パシフィック大学)の大学生22名との1対1交流学習に向けてコンピュータ室の環境整備し、交流校と1対1およびグループでのディスカッションを試行し、ICTを効果的に活用した協働学習の授業デザインの基礎を構築した。この試行授業を通して、交流校との相互理解を図り、次年度に向けての手応えを得た。また、技術的なことを含め発生する問題を検証することもでき、2年目の実施に向けて意義のある試行となった。また、3の教育効果の測定については、2年目の平成25年度から実施する予定にしていたが、測定できる環境か整ったため、前倒しで、初年度から実施することとした。このことにより、1年目のデータ分析結果から、授業デザインの不備な点を発見し、修正を加えることができることから、この前倒し実施も大変有意義な取り組みとなった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

その理由として、
1.提言3に基づき、研究1である ICTを効果的に活用した協働学習を通して、授業で学生が生きた英語を使う機会を増やす授業デザインの第1案を構築できたことがあげられる。
2.提言2に基づき、研究2である研究1で考案した授業デザインを実践することにより、学生がグローバル社会における英語の必要性について理解し、英語学習へのモチベーションを高めることを明らかにするための試行実験が1年前倒しでできたこともあげられる。
3.提言1に基づき、研究3である研究1で考案した授業デザインを実践することにより、学生に求められる英語力(今回はスピーキング力)の達成状況が意識の高まりに合わせて向上することを明らかにするの試行実験が1年前倒しでできたこともあげられる。
今後は、研究4である中学・高校で活かせるよう中学校高校の現場で試行を重ね、現場の教師の意見、生徒のアンケート結果をもとに授業デザインに修正を加えることを2年目後半から、前倒しで実施したいと考えている。

Strategy for Future Research Activity

今後は、
1.1年目の試行をデータ分析をもとに評価し、学習デザインを修正し、第2案をもとに授業実践を年間12回程度行う予定にしている。
2.そして、学習者の英語スピーキング力、モチベーションを2年目も毎年2回測定する。そして、米国カリフォルニア大学アーバイン校とオレゴン州パシフィック大学の新たに加わる海外研究協力者を日本に招聘し、検討会を設置し、分析、検討、修正を行う。
3.今年度は、研究4である中学・高校で活かせる最終段階を、今年度の後半から前倒しで実施したいと考えている。中学校、高校の選定を行い、現場と連絡調整を行い、試行にまでこぎつけたい。そして、現場の教師の意見、生徒のアンケート結果をもとに授業デザインに修正を加えることを実施したいと考えている。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

上記の平成25年度の研究計画に沿って、以下の費用が必要となる。
1.米国カリフォルニア大学アーバイン校2名、オレゴン州パシフィック大学海外研究協力者1名の招聘費用600千円(200千円×3名)
2.研究代表者の米国2大学への視察300千円
3.音声での発信力の伸びを測定するスピーキング力測定ソフト200千円(担当は、研究分担者である富山大学人間発達科学部荻原洋教授)
4.中学校、高校現場で使用するコンピュータ周辺機器100千円

URL: 

Published: 2014-07-24  

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