2013 Fiscal Year Research-status Report
ビジネス英語能力の明確化-大学生のためのCan-Do List作成
Project/Area Number |
24520710
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
藤尾 美佐 東洋大学, 経営学部, 准教授 (20350712)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大野 秀樹 大東文化大学, 経済学部, 准教授 (40343628)
森田 彰 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (60210168)
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Keywords | プレセンテーション能力 / 評価者間のギャップ / Can-Do List / 会議での発話交替 |
Research Abstract |
2年目である平成25年度は、ビジネス英語能力の中でも特にプレゼンテーション能力に焦点を当てた。まず、24年度3月に早稲田大学にて行われた「語学教育エキスポ2013」で大学生による英語ビジネスプレゼンテーション大会を行ったが、そこで得られた評価結果から、ビジネスマンと英語教員の間に、異なった評価傾向があることを分析した。さらに、このプレゼン大会の様子を基に、ビジネスマンによるFocus Groupも実施し(平成25年度12月)、そこでもデータを収集した。これらの意見を基に、25年度3月にも「語学教育エキスポ2014」に参加し、英語ビジネスプレゼンテーション大会を行った。ここでは、プレゼンテーション大会に続き、ビジネスマン、英語教員によるパネル・ディスカッションも実施し、ビジネスマンからは、現在ビジネスで必要とされている英語能力と問題点について、英語教員からはESPを教える際の問題点について議論を行った。これらビジネスマン、英語教員および大学生より得られた評価結果を、最終年度である26年度にAILA(8月にブリスベンにて開催予定)で発表する予定。また、この英語ビジネスプレゼンテーション大会は、教育効果も高く、出席した学生および英語教員から高い評価を得た。今後も形を変えて継続していく予定である。 さらに、25年度5月にベルギーの国際会議(Global Advances in Business Communication (GABC) 5th Annual Tricontinental Conference)で代表者藤尾が行った発表は、Best paper Awardを受賞することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究の目的は、会議・プレゼンテーションなどのビジネスに必要となる英語力を分析し、最終的にCan-Do Listを作成しようというものである。 二年目である昨年は、実際に英語を使用するビジネスマンと英語教員との間の評価における差(傾向)を観察することができ、最終年度のCan-Do List作成につなげていくことができる。 また、実際に、大学を超えて学生のプレゼンテーション大会を開催できたことは、教育効果という点からも大きな意義があったと思う。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度3月に早稲田で行われた「語学教育エキスポ2014」の中で実施した学生による英語ビジネスプレゼンテーション大会では、ビジネスマン、英語教員、および学生より評価表を集めることができた。今年度はこの分析を行い、再度ビジネスマンによるFocus Groupや、ビジネスマン、英語教員、学生にアンケート調査などを行い、Can-Do Listの最終案を提出する予定。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
物品費購入と人件費の使用が、見積もりを下回っていたため 25年度に積み残しとなった188,446円と予算額1,200,000円については、以下のように計画している。 海外の学会出席 約600,000円、国内の学会出席 約100,000円、印刷代(最終年度研究報告書作成) 約400,000円、ビジネスマンFocus Group実施 (謝金)約100,000円 備品 約100,000円 文具 残り 約88,446円
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Research Products
(11 results)