2014 Fiscal Year Annual Research Report
ビジネス英語能力の明確化-大学生のためのCan-Do List作成
Project/Area Number |
24520710
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
藤尾 美佐 東洋大学, 経営学部, 准教授 (20350712)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大野 秀樹 大東文化大学, 経済学部, 准教授 (40343628)
森田 彰 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (60210168)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ビジネス英語 / ニーズ調査 / 英語ビジネスプレゼンテーション / 英語による会議 / 実践から教育へ |
Outline of Annual Research Achievements |
本科研費研究「ビジネス英語能力の明確化-大学生のためのCan-Do リスト作成」では、ビジネスパーソンのニーズ調査から研究を開始し、ビジネス英語の重要な柱である、プレゼンテーション能力、会議での英語コミュニケーション能力へと研究を進めた。 最終年度となる平成26年度は、特にプレゼンテーション能力に焦点をあて、ビジネスパーソンと大学教員の評価観点の違い、および教室内での指導方法について研究を進めた。また、研究成果報告書として128ページにわたる報告書を完成させた。 本科研では、語学教育エキスポ2013、言語教育エキスポ2014(いずれも早稲田大学にて開催)において、大学対抗の英語ビジネスプレゼンテーション・コンテストを実施し、英語教員のみならず、ビジネスパーソンからもコメントをもらう実践的な機会を提供し、その際評価に使用された評価表より、両者の評価観点の違いについて分析を行った。その結果、ビジネスパーソンが、プレゼンテーションの内容(ビジネス上のアイデア)やパフォーマンス面を重視するのに対し、大学教員は英語面(とくに文法や語彙の使用のミスなど)に注意しがちなことが明らかになった。さらに、評価表を基に最終的なアンケートを作成し、ビジネスパーソンと大学教員の両方に実施した。アンケート結果からは、「パフォーマンス」「構成」「的確さ」「ビジネス的要素」「印象」の5因子、23項目が抽出され、英語ビジネスプレゼンテーションのためのCan-Do リストとして、言語教育エキスポ2015で報告した。 教室内の指導については、学生のメッセージ構成の問題点や、パワーポイントの作成を通じてメッセージ構成や表現を教えていく方法などを、実例を交えながら、研究成果成告書の中で報告している。
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Research Products
(4 results)