2012 Fiscal Year Research-status Report
小学校英語活動におけるICTを活用した国際交流プログラムの構築
Project/Area Number |
24520715
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Niigata University of Management |
Principal Investigator |
山本 淳子 新潟経営大学, 経営情報学部, 准教授 (30372832)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仲川 浩世 関西外国語大学短期大学部, 英米語学科, 准教授 (70571595)
鈴木 輝暁 新潟経営大学, 経営情報学部, 教授 (60584331)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 小学校英語教育 / 文字指導 / 国際交流 / 映画 |
Research Abstract |
海外の小学生との英語を通した国際交流を進め、 延べ500人の小学生を対象に読み書き学習、国際交流に対する意識を調査し、その実践を小学校英語教育の研究・実践を行っている「ペンの会」で発表し、文字指導の効果を小学校の教員に伝えた。 2012年度映画英語教育学会西日本支部大会では小学校の英語活動において5年生と6年生の児童の文字に対する興味関心を高めるために、映画を取り入れた実践について研究発表を行った。映画を使って英語教育を行う会員に対して、小学校でも映画を利用することで、小学生が負担感を持つことなく読み書きの練習ができることを中心に伝えた。 情報処理学会第118回コンピュータと教育研究発表会では、小学生にとって過度の負担にならないよう、かつ、高学年の知的欲求を満たす指導方法を開発し、それらを活動を35単位時間の中に取り入れ、児童の読み書きに対する意識がどう変化したかをアンケート調査でまとめた結果を発表した。また、ICTの活用方法について提案した。 平成25年度新潟経営大学紀要に、"Promoting English Literacy for Young Learners in Japan through International Exchange" という題で論文が掲載された。 国際交流を通して英語の文字指導を行った実践について述べ、日本とアジア諸国の文字指導の実践を比較しつつ、日本の現状に関しての考察を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
児童への国際交流に関するプレアンケート調査、交流内容や方法についての打ち合わせなどを元にして、香港の小学生との国際交流を行った。相手国との交流を通して、日本の小学生に対して文字指導を実践した。国際交流についてのクラスルームリサーチ・児童へのポストアンケート調査を行い、その結果を測定して数値化し因子分析を行い、その結果を発表した。 小学校で読み書きを行うための映画を利用したICT(Information and Communication Technology)教材に関してはプレゼンテーションソフトを利用した簡易版を作成し学会で発表を行ったが、著作権の問題で、計画にあるネットワーク回線を使うDVD学習システムの開発に至っていない。現在は、英語の母語話者の協力を得て、教材動画を編集する方向で進めている。 教材開発にあたり、24年度まで多くの小学校で活用されていた「英語ノート1,2」(文部科学省)にある語彙と中学校一年生の教科書から語彙をリストアップして、単語学習アプリの作成を考えていたが教材が25年度から「Hi,Friends 1,2」に変更になったので調整が必要となった。
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Strategy for Future Research Activity |
教材となる映画DVDを、本研究で開発するサーバに動画データとして取り込み、ネットワーク回線を通して大学と協力小学校の間で、データのやりとりをするシステムを構築する計画を立てていたが、著作権の問題で時間がかかった。著作権が切れていて、かつ児童にとって魅力的な映像を使用を検討するとともに、ネイティブスピーカの講師の協力を得て、教材動画を編集、作成したものを利用することとする。 ビデオに撮った動画をGoogleビデオにアップロードすることも予定している。この方法であれば、DVDに動画を焼く必要もなく、[閲覧者]を限定することで,観てもらいたい相手にだけ、公開することが可能になる。Googleビデオ上で、字幕を挿入することも可能である。ネットワークの環境が整っていれば、双方にとって手軽に、相手の様子を観ることができる。教科書や絵カードなどアナログの素材をプロジェクタやTVに拡大提示できる教材提示装置や電子黒板なども利用して、効果的な指導方法を開発していく。また、小学校の授業でも導入されはじめているiPad(アップル社)のアプリ開発を行い、小学校の英語活動における活用方法を研究する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
繰り越しの助成金が生じた理由は、英語学習システムの構築にあたり、著作権の問題を解決できず、動画データをとりこむサーバの購入にいたらなかったためである。次年度は、独自の教材動画を編集する。この他に小学校の英語活動におけるICTの活用方法の研究を行う。そのために電子黒板、プロジェクター、ビデオカメラなどの機器が必要となる。また、インターネットがつながる環境で、国内外の、他の教室と会話や文字によるチャットを行わせるために、ウエブカメラ、テレビ会議システムなどの購入を予定している。 iPadのアプリを開発するために必要な書籍や、アップル社コンピュータ、およびその周辺機器を購入する。
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Research Products
(3 results)