2014 Fiscal Year Annual Research Report
英語コミュニケーション意欲向上にむけて意欲阻止を導く要因分析
Project/Area Number |
24520722
|
Research Institution | Research Institute, International Medical Center of Japan |
Principal Investigator |
松岡 里枝子 独立行政法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 研究員 (20469977)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
POOLE Gregory 同志社大学, 公私立大学の部局等, 教授 (60307147)
松本 佳穂子 東海大学, 公私立大学の部局等, 教授 (30349427)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | コミュニケーション意欲 / コミュニケーション不安 / Other-directedness / 世間・世間体 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本人大学生が英語を学習するにあたり、英語でのコミュニケーションをとるための十分な英語習熟度をもち、かつ、それを実行する気持ち(動機)も十分に持っているにもかかわらず、日本人の社会人類学的特徴のために英語でコミュニケーションの達成を妨げられている場合がある。この要因を可能な限り探求して、英語でのコミュニケーション力を高めるための方略を検討することが当該研究の目的である。 最終年度である26年度の主な成果として、読解のクラスで行った多読指導の英語での発表が英語学習者のコミュニケーション意欲を大きく高めたという指導結果について社会人類学的な考察を加え、分析し検討し、複数の国際学会で発表し、国際学会誌に投稿し出版されることに成功した。 また、コミュニケーション意欲を左右する要因分析を日本人大学生のみならず諸外国の大学生を対象として分析し比較検討することが本研究の今後予定される方向なので、その予備調査の一環としてイタリア国ミラノ大学のアンダーソン教授の協力を得て、本研究の昨年の成果として作成した42項目から構成される質問紙を用いてイタリアの大学生に対し調査し、イタリアにおける大学生の英語コミュニケーションに対する行動との比較検討を行った。その結果については既に国際学会で発表しているが、論文については投稿したものの未だ出版には至っていない。 さらに、24年度に発表したコミュニケーション行動についての研究について、その完成度を高めた論文が分担研究者であるPoole博士ら編集の専門書(Foreign Language Education in Japan: Exploring Qualitative Approaches, Sense Publication)の第7章(Willingness to Communicate)として27年度に出版されることが決定している。
|
-
-
-
-
-
-
-
-
[Presentation] Does ‘language’ form our thoughts?2014
Author(s)
Matsuoka, R. .
Organizer
International Psycholinguistic Conference: Challenges of Psycholinguistics and Psychology of Speech.
Place of Presentation
Lusk, the Republic of Ukraine
Year and Date
2014-05-16 – 2014-05-17
Invited
-
-
-