2014 Fiscal Year Annual Research Report
出土資料とくに貨幣資料に基づく古代アフガニスタン史の再検討
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24520801
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
稲葉 穣 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (60201935)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | アフガニスタン史 / 中央アジア史 / 南アジア史 / 中央アジア考古学 / 貨幣学 / 南アジア美術史 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は研究のとりまとめとして、論文2編(英語)、百科事典項目1編(英語)を執筆した(出版は2015年度)。また12世紀のペルシア語資料『統治の書』の邦訳を完成させ、これも2015年秋に出版予定である。貨幣研究と古代、中世アフガニスタン史の関係に関しては、2015年3月、オクスフォード大学東洋学部准教授/アシュモレアン博物館学芸員で、初期イスラム時代貨幣の専家であるLuke Treadwell博士を招請し、京都と東京で二回の学術講演会を開催するとともに小規模な研究集会を開催して、イスラム時代貨幣研究の最新の成果を学ぶことができた。同博士とは今後も共同研究を継続するための計画を作成中である。
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Research Products
(4 results)