2014 Fiscal Year Research-status Report
国境離島における「島づくり」-海洋政策と公共性の文化人類学的研究
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24520924
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
川崎 一平 東海大学, 海洋学部, 教授 (10259377)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 吉彦 東海大学, 海洋学部, 教授 (90512616)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 国境離島 / 海洋政策 / 島づくり / 島民意識 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者の川崎は、石垣島において、石垣市役所の協力をうけ、自然保護と海洋開発に関する地域住民の既存活動及び公共活動に参加する住民の意識について聞き取りを行うとともに、環境省、自然保護NGOと共に社会調査の準備をおこない石垣市3000人を対象とする「質問票」を完成させた。また、代表者の勤める東海大学と石垣市が共催した「第3回 海洋タウンミーティング:環境教育でつなぐ八重山の未来」において、ファシリテーターとして参画し、地元住民、高校生から石垣市の公共政策に関する意見を聴取しまとめた。 学術研究論文としては、「石垣島におけるものづくりを通した海洋環境教室」、工学教育誌Vol62 No.3 p47-52、査読有、共著・坂上憲光・李銀姫・山田吉彦・川崎一平・仁木将人・小野林太郎・石川智志を発表するほか、本研究データとの比較によって「後背地理論再考:港湾都市根室における社会調査報告」、土木学会論文集B3、Vol.70 No.2 p139-144、川崎一平・山田吉彦 を発表した。 共同研究者の山田は、石垣を中心として、対馬、壱岐など国境離島の首長と面談し、公共政策に関するヒアリングをおこなった。こうした調査結果は、政府自民党が発刊した政策提言書に掲載されたほか、石垣を含む国境離島に暮らす人々の暮らしについて「国境の人びと:再考・島国日本の肖像」新潮社から出版した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
石垣市において、行政機関、NGO市民団体、漁業従事者などから、幅広く公共政策についての意見を聞き取り、質問票を用いた社会調査準備を進め、質問票を完成させることはできた。しかしながら、代表者川崎の体調不良のため、社会調査の実施と分析までには至らなかったため、やや遅れている状態である。
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Strategy for Future Research Activity |
質問票は、既に完成されており、標本抽出作業も4月時に終えた。したがって、今年度中に質問票を発送、回収し、データ入力と分析を終えることになる。 これら社会調査データの分析結果と、これまでの聞き取り調査を整理し、本研究の総括とする。
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Causes of Carryover |
研究代表者の川崎がメニエール病を発病し、社会調査の実施がおこえなかったため
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
質問票を用いた社会調査を実施。石垣市民3000世帯を抽出、発送、回収後、データ入力及び分析をおこなう。そのための、質問票印刷費用、発送費用、データ入力費用として使用するほか、現地訪問への旅費として使用する計画である。
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Research Products
(3 results)