2014 Fiscal Year Annual Research Report
ドイツ政治外交史像の再検討―「伝統」と「革新」の視角から
Project/Area Number |
24530177
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Research Institution | Seikei University |
Principal Investigator |
板橋 拓己 成蹊大学, 法学部, 准教授 (80507153)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯田 洋介 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (50506152)
妹尾 哲志 専修大学, 法学部, 准教授 (50580776)
葛谷 彩 明治学院大学, 法学部, 准教授 (90362558)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 政治学 / 国際関係論 / 外交史 / 西洋史 / ドイツ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、三年間をかけて、近現代のドイツ政治外交史を、史料の実証的分析に基づきつつ、外交路線の「伝統」と「革新」という視角から再検討しようとするものである。基本的な研究方法は、①重要一次史料・二次文献の収集・整理・公開、②個別研究の深化、③各研究の比較・総合である。最終年度たる本年度の目標は、これまでの研究の蓄積を基礎とした研究成果のとりまとめであった。本年度の研究実績は、大別して以下の三点にまとめられる。 1.研究会合での理論枠組みと論点の共有。予定通り年2回、全体研究会合を開催し、研究メンバー間で綿密な討議を行った。まず2014年10月4日に成蹊大学において、飯田洋介氏の研究報告を中心にビスマルク時代のドイツ外交について議論した。また、2015年3月22日に成蹊大学で、本研究会の成果の一つである北村厚『ヴァイマル共和国のヨーロッパ統合構想』(ミネルヴァ書房、2014年)の合評会を行った。 2.史料の収集と発信。研究代表者・分担者が協力して、ドイツ政治史関連の史料を収集した。たとえば研究代表者の板橋は2015年3月にコブレンツの連邦文書館(Bundesarchiv)に赴き、外相ブレンターノの文書を中心にアデナウアー時代に関する史料を収集した。また、研究会HPの文献リストも拡充した。 3.研究成果の論文・著書としての公表。上記のように全体の問題意識をすり合わせつつ、各人が研究成果を公表した。本年度は最終年度であり、各人が研究成果の公刊を開始した。特筆すべきは、北村厚『ヴァイマル共和国のヨーロッパ統合構想』(ミネルヴァ書房、2014年4月)板橋拓己『アデナウアー』(中公新書、2014年5月)、飯田洋介『ビスマルク』(中公新書、2015年1月)、河合信晴『政治がつむぎだす日常』(現代書館、2015年3月)と、本研究会メンバーから4冊の単著が刊行できたことである。
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Remarks |
本研究の研究会合情報や文献情報を集めたウェブサイトである。
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Research Products
(26 results)
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[Presentation] "1864" in den Augen Japans2014
Author(s)
Yosuke Iida
Organizer
Der Wiener Friede 1864 als deutsches, europaeisches und globales Ereignis
Place of Presentation
Friedrichsruh, Deutschland
Year and Date
2014-10-17
Invited
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