2013 Fiscal Year Research-status Report
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24530251
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
馬 岩 神戸大学, 経営学研究科, 准教授 (10403221)
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Keywords | 国際研究者交流 / 国際情報交換 |
Research Abstract |
平成26年度は、主に以下の2点について研究を進めた。(1)平成24年度で構築した閉鎖経済の一般均衡モデルに基づき、人的資本の分布が2つのタイプの技術革新(新しい製品の導入と既存製品の品質向上)にもたらす効果を分析した。2つタイプの技術革新それぞれは経済成長率にどのように影響を及ぼすのかを解明した。それに、2つタイプの技術革新それぞれに対するの投資は研究開発部門の生産性にどのような影響を及ぼすかを解明した。研究開発に対する投資に関する既存文献では主に1つタイプの技術革新を考えているため、本研究の分析は2つタイプの技術革新の経済に与える影響を解明する点において独創的である。(2)平成24年度で構築した閉鎖経済の一般均衡モデルを開放経済の動学的一般均衡理論モデルに拡張した。それに基づき、自由貿易の導入が経済成長率に与える影響を分析した。それに、技術革新が完全なスピルオーバーの効果を持つという仮定の下では、外国の技術革新は自国の研究開発部門の生産性に与える影響を分析した。貿易の導入が所得分配に与えるの影響を分析し、賃金格差の拡大をもたらすということを解明した。既存文献では、開放経済こおける当該分析れはまだ見られないため、新しい貢献になる。技術革新が完全なスピルオーバーの効果を持つという仮定の下で、上述の結果はどう変化するのかを検討中である。(3)具体的な分布関数を用いて、モデルのシミュレーションを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
25年度6月下旬、研究協力者を日本招いた。その時、一般的な分布関数の下での分析はとても複雑で、研究がうまく進まなかった。研究協力者は具体的な分布関数を用いることを提案し、研究代表者と一緒に具体的な分布関数に基づき、モデルのシミュレーションを行って、その結果について議論することにより、解決の方法を見つけた。
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Strategy for Future Research Activity |
ステップ1:開放経済の動学的一般均衡理論モデルに基づき、政府の政策が長期経済成長率および貿易パターンに与える影響を分析する。研究方法:①本研究の枠組みを用いて、政府の研究開発への補助金が長期的な経済成長および貿易パターンにどのような影響を及ぼすのかを考える。②研究代表者は研究開発への補助金に関する実証研究と理論研究をサーベイし、本研究の分析結果と比較する。 ステップ2:分析結果をまとめ、研究協力者により英語の論文を作成する。研究代表者と研究協力者は、作成した論文を国内外の学会において報告する。いただいたコメントについて、相談した上で論文を書き直す。必要な場合には、研究代表者はアメリカに行く、あるいは研究協力者を日本に招く。 当初計画どおりに進まない場合の対応方法:①シミュレーションを行い、どこから問題が出るのかを見つける。②具体的な分布関数を用いて、問題を解決することを試みる。③既存の理論文献から解決の方法を探す。この場合には、研究協力者に面談する必要があるので、研究協力者を1か2週間日本に招く、あるいは、研究代表者は1か2間アメリカに行き、問題を解決する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
科研で参加される予定の国際学会に参加した時に、大学の支援金(18万円未満)をいただいき、それに、国内のセミナー(一橋大学)に参加した時、オルガナイザーに旅費(4万円3千円ぐらい)を払っていただいたので、その分の科研費を節約できた。節約分は27年度国際学会(予定は1回ですが、現在2回になる)で本研究を報告すると計画している。 研究の相談および論文作成するために、必要な時に研究協力者を日本に招く、あるいは、研究代表者はアメリカに行く必要がある。そのため、研究費が必要である。作成した論文を国内外の学会に報告する及び査読のある学術誌に投稿するためにために、研究費が必要である。パソコンを更新するために研究費が必要である。
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