2014 Fiscal Year Research-status Report
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24530251
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
馬 岩 神戸大学, 経営学研究科, 准教授 (10403221)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 国際研究者交流(アメリカ) / 国際情報交換(アメリカ) |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は主に以下の点について研究を進めた。(1)平成25年度で構築した開放経済の一般均衡モデルに基づき、政府の研究開発への補助金が長期的な経済成長および貿易パターンに与える影響について、シミューれションを用いて分析した。また、既存製品の品質向上というタイプの研究開発に高い生産性をもつ国は、貿易の導入によって、その国の賃金格差が縮小するという新しい結果を導いた。 (2)平成25年度と26年度の得た結果をまとめて、研究協力者と相談して、Eric Bond and Yan Ma, "Innovation, Growth, and the Distribution of Human Capital"という論文を作成した。その論文をまず国内の学会で報告し、得たコメントを研究協力者と相談して、論文を修正した。次に、修正した論文を海外学会で報告し、受けたコメントについて、研究協力者と相談し、論文を改善する方向がわかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画に沿って、研究協力者と相談しながら、平成25年度と26年度得た結果をまとめて論文を作成した。また、、作成した論文を国内学会で報告して受けたコメントについて、研究協力者と相談し、結果を改善した。その上に、当初の計画通りに、改善した論文をMidwest International Trade Conference(審査がある)に投稿し、選ばれて報告した。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は最終年度なので、最近の研究成果を参考にしつつ、結果と関連するデータを検討し、研究協力者と相談した上に、研究成果を改善して国内外のセミナーや学会で報告する。受けたコメントに基づき、研究協力者と相談して、論文をさらに修正し、最善状態の論文を専門の査読誌への投稿ができるようにする。
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Causes of Carryover |
(1)AUSTRALASIAN TRADE WORKSHOPは例年3月末行ってきたが、平成26年度の場合、2015年の3月末ではなく、2015年の4月の初めに変更した。その変更により、最初計画した海外学会の費用(19万ぐらい)は平成27年度に移すことになった。 (2)当初の計画より高い機能のあるパソコンを安く購入したので、9万円ぐらい節約した。学部内の支援金(8万)で文具や他の消耗品および謝金を購入し、その分の科研費が節約できた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
節約分は来年度にソフトウェアをアップグレードすることや、研究協力者を招く、あるいは、海外学会に参加するために使う予定である。
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Research Products
(3 results)