2013 Fiscal Year Research-status Report
ベトナムにおける中小企業の企業実績と企業家精神に関する研究
Project/Area Number |
24530299
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
スクサバン ヴィサテップ 神戸大学, その他の研究科, 助教 (80599027)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松永 宣明 神戸大学, その他の研究科, 教授 (80127399)
|
Keywords | 起業家 / 中小企業 / 人的資本 / ベトナム / ラオス / 開発政策 |
Research Abstract |
まず、昨年の研究活動を続けて、2013年8月に、ハノイ市内やハノイの周辺に様々の経済セクターにあるロカール中小企業のパフォーマンスや問題に関する調査を目的として、AMA Co. Ltd.、TECHNOKOM JSC、 FOSHAN JSC、Tomeco JSC、JAT JSC、などを訪問した。調査を続けて、2014年2月に、ローカルおよび日本企業のビジネス状態・問題などを分かるために、ベトナムのハノイにあるベトナム企業と日本企業調査を行う。YAMAHA MOTOR VIETNAM(ヤマハ発動機)、VIETNAM NIPPON SEIKI(日本精機株式会社)、HAL VIET NAM CO.,LTD(広島アルミニュウム工業株式会社)、KYB Manufacturing Vietnam Co., Ltd.(カヤバ工業、通称KYB)などを訪問した。さらに、ダナン市の政府の具体的な海外直接投資政策・FDI管理および問題などに関する調査を行った。ダナン駐日代表部・ダナン人民委員会傘下投資促進センター・科学技術局・ダナン日本人商工会代表訪問した。 また,2014年4月~6月行う企業調査準備のため、対応者のDr. Luong Van Khoi (Director, Department of World Economy, NCEIF)との議論が行われた。最終的な準備として、2014年2月にアンケートおよび調査期間などについて、議論が行われた。 研究成果として、執筆した論文“Entrepreneurial Human Capital in Micro and Small Enterprises in Vietnam,”が「国民経済雑誌」第208巻 第3号,119-136頁(2013年)に掲載された。ラオスについての執筆した論文“Entrepreneurship, Government and Performance of SMEs in Laos,”が神戸大学大学院国際協力研究科の Working Paper No. 28(2014年)に掲載された。研究分担者の松永宣明の貢献としては「企業家能力の形成・発展-バングラデシュ縫製業のケース-」が『神戸大学経済経営研究年報』,第63号,109-135頁(2013年)に掲載された。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究がおおむね順調に進展している。実際に、それぞれの現地カウンタパートの協力を得られて、順調に現地調査を進めることができた。得られたデータは、研究計画と合致しており、予定通り研究が進展している。その結果、すでに論文3本を執筆し、ジャーナルに投稿することができた。
|
Strategy for Future Research Activity |
現在、第2回調査が行われている。調査は4-7月の間に行う予定である。目的はベトナム中小企業の開発政策や起業家などについてもっと詳しく調べることである。とりわけ、中小企業発展における人的資本と社会資本の役割を検証することである。サンプリング目標は600社であるが、5月上旬まで約100社から回答を得られた。調査がおおむね順調に進展されている。今後は、収集したデータを元に研究を進めていく予定である。比較研究ため、ラオスにおける中小企業のパフォーマンスおよび中小企業政策についても研究されている。現在、5月下旬ラオスにDeutsche Gesellschaft fuer Internationale Zusammenarbeit (GIZ)の結団される学会に報告予定である。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
バングラッデシュの起業家調査が少し遅れた。理由は国の最近の厳しな状態の事である。さらに、ベトナム企業調査がGSO(General Statistics Office of Vietnam)の支援で行われる。つきまして、調査スケジュールはGSOのスケジュールと合わせなければいけない事である。 従来の計画通り、平成25年度の残った分(19万円)や次年度は研究代表者80万円、分担者50万円を分けて、現在のベトナム企業調査が完成される事である。その上に、ベトナムやラオス現地調査や研究分析や研究成果の報告に使用する予定です。研究成果として、執筆される論文はゼミナール・学会で報告する事やジャーナルに投稿する事などが目的される
|
Research Products
(3 results)