2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
24530320
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
宮崎 憲治 法政大学, 経済学部, 教授 (10308009)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
郡司 大志 大東文化大学, 経済学部, 准教授 (50438785)
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Keywords | 平均限界税率 / 経済政策 / 財政政策 / 金融政策 / 日本経済 / 景気循環会計 |
Research Abstract |
本年度は, 既存研究の整理とともに, 論文作成をおこなった. 共同研究者と月二度の頻度で直接面談して議論するほかにメイルにてやり取りをした. その成果は「Labor Wedge by Gender」としてまとめられた. これを法政大学比較経済研究所のワーキングペーパーにまとめた. 査読付き論文として「On Recursive Utility and the Superneutrality of Money」を Economic Modellingに, 「Football Technology Transfer: The Effect of Participating in Top-level Football Leagues on FIFA World Ranking Point」をResearch in Applied Economicsに, 「Animal spirits, competitive markets, and endogenous growth」をコンファレンスボリュームに採択された. 成果発表として, 4月にオーストリアのウィーンで, 8月にシンガポールで, 9月にギリシアのロードス島で, 翌4月にスペインのマドリードで論文報告を実施した.国内において日本経済学会春季大会で報告した. さらに, 去年から開催しているマクロ政策分析研究会を, 8月には新潟産業大学において, 11月には宮崎産業経営大学で開催した. 新潟においては8人の, 宮崎においては3人の参加があり, それぞれ研究成果を発表し, 議論を深めた.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
去年書き上げた「日本における男女別の労働ウェッジ」を国内学会での報告を経て, 英語論文に書き換え, いくつかの国際学会にて報告している.今年度は海外雑誌に投稿予定である. また消費増税にそなえたデータ整理を開始している.
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Strategy for Future Research Activity |
最新の経済動向をフォローアップしつつ, 英文論文を作成し国内外の学会で成果を発表し, 修正をおこない, 査読付き学術雑誌に投稿を実施する. 論文作成には数値計算および実証分析が必要なため, そのための数値計算環境の整備, データの整理も継続的に実施する. その成果を学会だけでなく, より濃密な議論をおこなうために研究会を開催し, 研究連携者を中心に10人程度の研究者を招待し, その成果発表の機会を設ける.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究代表者の学会参加費が為替変動のため当該年度の予算以上となり次年度に持ち越したためと, 研究分担者の当初予定していた学会出張がキャンセルされたため. 年度が変更し学会参加費を支払い, 今年度は予定より多く成果発表のための学会出張を実施する予定.
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