2014 Fiscal Year Annual Research Report
環境及び経済パフォーマンスを同時追求する統合的グリーンＳＣＭフレームワークの構築
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24530445
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| Research Institution | Ube National College of Technology |
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Principal Investigator |
松野 成悟 宇部工業高等専門学校, 経営情報学科, 教授 (30290795)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内田 保雄 宇部工業高等専門学校, 経営情報学科, 教授 (70321487)
挾間 雅義 宇部工業高等専門学校, 経営情報学科, 講師 (20609789)
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| Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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| Keywords | 経営学 / 経営情報 / ＳＣＭ / 情報共有 / 環境経営 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、サプライチェーン上での環境配慮活動に関する企業間協力・連携（グリーンＳＣＭ）の効果的な構築・実現に向けての課題を検討し、環境負荷低減（環境パフォーマンス）と経済効率（経済パフォーマンス）の両者の改善・向上を可能にする統合的グリーンＳＣＭフレームワークを構築することにある。そのため、企業間アライアンスと情報共有の問題を中心に分析し、グリーンＳＣＭの実施に果たす情報ネットワークの役割の解明と、グリーンＳＣＭの実施が企業パフォーマンスに与える影響を理論的・実証的に明らかにすることをめざす。そして、グリーンＳＣＭの実施に効果的な企業間情報共有のための具体的な情報システム構成の確立と提案をめざすものである。
本研究の最終年度となる平成２６年度は、グリーンＳＣＭの実施と企業パフォーマンスとの関係の解明を中心に研究を進めた。具体的には、先行研究などにもとづいてグリーンＳＣＭのパフォーマンスに影響を与える要因に関する共分散構造モデルを提示した。このモデルは、環境マネジメント全般に対するコミットメント、サプライヤとの協力・連携、サプライヤマネジメントの取り組み、情報ネットワークを介した企業間での情報伝達・共有、業務プロセスの見直しや改善、環境パフォーマンス、経済パフォーマンスの計７つの変数間にすべて正の因果連鎖を仮定するものである。日本の製造業に対して行った独自の質問票調査データを用いて簡易的なパス解析を実施した結果、一部有意ではないパスが見られたものの、全体としては環境マネジメント全般に対するコミットメントから最終的な経済パフォーマンスへと至る複数段階の因果連鎖の構造が支持されたといえる。
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Research Products
(8 results)
