2012 Fiscal Year Research-status Report
企業家活動的キャリア戦略の日本的課題の解明:地域の産業創造のボトルネックの分析
Project/Area Number |
24530468
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
山田 仁一郎 大阪市立大学, 経営学研究科, 准教授 (40325311)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松岡 久美 香川大学, 経済学部, 准教授 (30325310)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 企業家活動 / キャリア / 産学連携 / ネットワーク / ベンチャー / メタ分析 / アカデミック・アントレプレナーシップ / イノベーション |
Research Abstract |
本研究の目的は、わが国の企業家活動(アントレプレナーシップ)の活力を高めるために、実態としてどのような日本的課題が産業のエコシステムの変化の中で存在しているのか、キャリア戦略の観点から解明することである。本年度は、国内の研究傾向と限界を明確にするため、1905~2012年までの文献の基礎データベースを作成し、メタ分析と著者間引用ネットワーク分析を行った。欧米の影響色濃い国内研究の学会誌や紀要別の傾向や特徴が明らかになった。 またサイエンス型産業のフィールドワーク調査も実施して、科学者起業(アカデミック・アントレプレナーシップ)のケーススタディも行った。国内幾つかの地域における産学連携に基づく事業創造の課題について、科学技術政策研究所のサーベイ調査の結果分析と合わせて、考察を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は、国内企業家のキャリア戦略の観点から解明するために国内の研究傾向と限界を明確にするため、文献の基礎データベースを作成し、課題の洗い出しと分析枠組の構築を弧なっている。 サイエンス型産業のフィールドワーク調査を実施し、国内幾つかの地域における産学連携に基づく事業創造の課題について探索的な研究を続けている。制度と業界構造の変化も鑑みながら、地道なケーススタディをしている。
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Strategy for Future Research Activity |
サイエンス型産業のフィールドワーク調査とともに、予定通り、2013年度からは、文化型産業における調査も開始し、ケーススタディの蓄積と理論的考察を勧める予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
フィールドワーク調査の旅費、ならびに理論的研究、ケーススタディを海外学会や学会誌へ投稿するための英文校正・翻訳費、基礎文献や企業家行動のデータベースの拡充のための謝金などを予定している。
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Research Products
(7 results)