2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24530483
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Research Institution | Tokyo Keizai University |
Principal Investigator |
植木 英雄 東京経済大学, 経営学部, 教授 (40146981)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
植木 真理子 京都産業大学, 経営学部, 教授 (20351265)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 開発機能の現地化 / 中国日系自動車企業 / 現地開発人材の育成 / リバース・イノベーション / 新ブランド車の開発 / 知の創造と組織間移転 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題に基づき、最終年度の平成26年度では、9月に中国日系自動車企業の設計開発現場の訪問調査を追加実施することにより、管理者および技術者を主対象にしたインタビュー・アンケート調査を行った。調査結果から、設計・技術開発機能の知の移転と創発マネジメントの実態と課題を明らかにし、研究開発組織のケイパビリティと人材育成の施策や動機づけについて下記の複数の国際学会で発表することができた。ベトナムで開催された第12回IFEAMA国際学会では、研代表者が基調講演者として招聘された。本科研費の助成研究助成の謝辞を明示し、本研究〝Knowledge Trasfer and the Sharing of R&D Capabilities at the Japanese Automotive Firms in Asia”と題して講演した。発表論文はベトナム経済大学発行のProeedingsの巻頭論文に所載された。また、2014年9月に開催された経営学会国際連合(IFSAM)の世界大会(明治大学)では、本研究成果の報告論文が審査を経て採択され、発表論文は、Proceedingsにも掲載された。 平成24~25年度では、半日デモ以降の影響を受け、アンケートの回収が日本人中心であったが、26年度は中国人社員や幹部のアンケート調査回答への協力やインタビュー協力も得られた。その結果、アンケート回収数は3年間累計で日本人・中国人管理者と技術者等で有効回答204サンプルとなった。また、インタビュー調査は延べ107人に対して半構造的質問書に基づき実施でき、録音記録も許可を得て収録した。国内外での面談調査は累計122名になり、その内現地人管理者等25名が含まれている。今後、これらの調査結果から得られたデータや知見等に基づき、定性分析と定量分析を加味して最終論文にまとめる所存である。
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Research Products
(3 results)