2014 Fiscal Year Annual Research Report
女性中堅社員の幹部への育成を支援する組織マネジメントシステムについての研究
Project/Area Number |
24530488
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
高田 朝子 法政大学, イノベーション・マネジメント研究科, 教授 (10349194)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
恩蔵 三穂 高千穂大学, 商学部, 教授 (10287956)
横田 絵理 慶應義塾大学, 商学部, 教授 (20277700)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 女性管理職 / 女性中堅社員 / モチベーション / 上司 / 自開性 / ネットワーク / ソーシャルネットワーク |
Outline of Annual Research Achievements |
入社後およそ8年から15年までのいわゆる女性中堅社員が自らの能力を存分発揮し、男性と同様に昇進を希望し、管理職として昇進できる組織マネジメントとはどのようなものか、彼女達を組織人として動機付けるためには何が必要で、どのようなマネジメントスキルを磨けばよいのか明らかにするというテーマで研究を行った。具体的にはA)どのようなマネジメントを上司が彼女にするのかB)どのようなマネジメントスキルを開発するかC)どの経路の異動が社内の人的ネットワークの構築に役立つのか、を明らかにすることで指導的地位に就く女性を増加させるための提言を企業に対して行うことを目的とした。 初年度から多くの人に会い話を聞き、動きながら仮説を立て、検証していく研究スタイルをとった。これらの聞き取り調査より、前出の問題意識についてA)①上司が、自ら手本となるマネジメントスタイル②上司は一見放置しているように見えるが、実はよく観察していて時々介入するスタイル ③反面教師型、の三つに大別できた。B)女性中堅社員には、社内のみならず社外のネットワークをもつような仕組み作りをすることが、企業として重要なことがわかった、C)異動の経路で特殊なものは発見できなかったが、いずれにせよ本社の企画部門を経験すると社内ネットワークが出来、その後の仕事がやりやすくなる傾向があった。いわゆるエリートコースというものは、仕事そのものよりもそこで出来る社内ネットワークに大きな価値があることがわかった。そして、なによりも、バラエティにとんだ人間を知り合うことが、本人の積極性とともに重要であった。
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Research Products
(4 results)