2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24530560
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
中野 常男 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (60093522)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 武久 京都産業大学, 経営学部, 教授 (00290601)
清水 泰洋 神戸大学, 経営学研究科, 准教授 (80324903)
澤登 千恵 大阪産業大学, 経営学部, 准教授 (30352090)
三光寺 由実子 和歌山大学, 経済学部, 准教授 (60549301)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 財務会計 / 会計史 / リサーチ・データベース |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,会計史研究に関するデータベースの国際比較を本格化させるべく,The Accounting Historians JournalおよびAccounting Historyに関する研究データベースの作成を行った。年度末時点において,公開の準備作業を進めている段階である。 これに加え,昨年度研究分担者の澤登千恵が行った報告を論文としてとりまとめた成果が公刊された。これは,日本会計史学会が発行する『会計史学会年報』のリサーチ・データベースの要約部分をテキストマイニングの手法を用いて分析を行い,同誌の研究の趨勢をより定量的に探ろうとするものである。 さらに,現時点での会計史研究の成果を示すものとして,書籍『近代会計史入門』(同文舘出版)が刊行された。同書は,研究代表者・分担者がそれぞれ原則として1章を担当し,過去の会計史に関する研究成果を俯瞰する形で,会計の歴史が著されている。具体的には,代表者の中野が序章「『会計』の起源と複式簿記の誕生」および第4章「15~19世紀イギリスの簿記事情-複式簿記の伝播とその漸次的普及-」,橋本が「ネーデルラント会計史の現代的意義-ステヴィン『簿記論』とオランダ東インド会社-」,清水が第5章「アメリカへの複式簿記の移入と簿記理論の体系化-理論的教示,そして会計学への展開-」および結章「現代会計へのプロローグ」,澤登が第8章「株式会社制度確立期の財務報告実務-19世紀イギリスにおける鉄道会社の会計実務-」,三光寺が「フランスの簿記事情と会計規程の成立・展開-イタリア式簿記の導入以前からナポレオン商法まで-」を担当している。
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