2015 Fiscal Year Annual Research Report
国際会計基準(IFRS)導入に関するわが国の国家会計戦略及び制度設計に関する研究
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24530588
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
平松 一夫 関西学院大学, 商学部, 教授 (40098364)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 国際会計基準(IFRS) / 国家会計戦略 |
Outline of Annual Research Achievements |
主要国・地域におけるIFRS導入対応と会計戦略についての研究、および、わが国の国家会計戦略のあり方に関する研究について、過年度の研究でカバーできていなかった国に関する実態を調査した。2015年12月には、International Association for Accounting Education and Research (IAAER) からDeloitte IAAER Scholarship Program に選ばれ、IFRSに関する優れた研究業績をあげているお二人(ブラジルのUniversity of Sao Pauloの会計学者、インドネシアのGadjah Mada Universityの会計学者)を関学に招聘した。世界を代表する若手研究者のお二人に、国際会計基準の導入をめぐる両国の最新の動向、国内会計制度(単体財務諸表においてIFRSを適用する場合の税務上の問題、非上場会社の会計制度に関する問題)についてご教示いただき、議論をすることができた。 また、2016年2月には、American Accounting Association, International Accounting Secsion(AAA IAS)/International Association for Accounting Education and Research (IAAER) Conference in New Orleans, U.S.A. に参加し、本科研研究の協力者である海外の会計学者等とミーティングを行い、IFRS導入対応と会計戦略についての最新動向をご教示いただき、同時に、日本におけるIFRS導入対応と会計戦略について議論をして、様々な視点から意見を頂くことができた。 これらの成果は、本年度の研究業績として含めるとともに、2016年8月にアメリカ・ニューヨークで開催されるAmerican Accounting Association第100回記念大会における、Presidential Scholars Speech(招待講演)の中で、発表する予定である。
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Research Products
(8 results)