2014 Fiscal Year Annual Research Report
日韓の国際移動におけるローカルネットワークとコミュニティの生成と変容に関する研究
Project/Area Number |
24530639
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
伊地知 紀子 大阪市立大学, 大学院文学研究科, 教授 (40332829)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤永 壮 大阪産業大学, 人間環境学部, 教授 (00247876)
高 正子 神戸大学, 国際文化学部, 講師 (80441418)
鄭 雅英 立命館大学, 経営学部, 教授 (90434703)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 国際移動 / ローカルネットワーク / 日本 / 朝鮮半島 / 済州島 / コミュニティ / 在日コリアン |
Outline of Annual Research Achievements |
2014年度は、個別インタビューの内容については調査対象者の内容確認を経て、『大阪産業大学人文・社会科学編』に2本の論文として掲載された。インタビュー内容の文字起こしは、本研究に関心を持つ大学院生・研究生に協力を依頼した。最終年度であることからこれまでの研究成果を論文として公刊してきたものを検討し、内容を精査し補充したうえで、韓国語に翻訳したうえで出版するための準備をおこなった。また、本テーマにかかる資料収集とフィールドワークで得られた知見については、国内では「トランスナショナルな在外同胞生活史-渡日済州島人と中国朝鮮族を中心に」(建国大学校統一人文学研究団、立命館大学コリア研究センター、朝鮮大学校、延辺大学民族研究所共催による統一人文学世界フォーラム2014 「東北アジアにおけるコリアンの民族主体性の継承と変容」)、海外では‘Imperial Japan and the Migrant Female Divers of Jeju Island in South Korea’(Association for Asian Studies Annual Conference)と題して研究代表者と研究分担者それぞれが研究報告を行った。また、韓国済州大学校在日済州人センター主催の国際シンポジウム「在日済州人の生活史と文化」において、研究代表者および研究分担者がこれまでの研究成果の総括的報告を行った。特に総括的報告については、主催側である在日済州人センターにおける今後の研究についての課題提起ともなり、本テーマ終了後も継続して研究交流の必要性が確認された。
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Research Products
(15 results)