2014 Fiscal Year Annual Research Report
1950年代の雑誌における文化人による言説生産とその受容に関する歴史社会学的研究
Project/Area Number |
24530642
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Research Institution | Miyazaki Municipal University |
Principal Investigator |
阪本 博志 宮崎公立大学, 人文学部, 准教授 (10438319)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 大衆社会化 / 総力戦 / メディア史 / ライフヒストリー / 1950年代 / 大宅壮一 / 『週刊朝日』 |
Outline of Annual Research Achievements |
1950年代の大衆社会化と雑誌ジャーナリズムについて、「大衆社会とメディアとの関係についての日韓比較研究に向けて――1950年代日本の百万部雑誌『平凡』『週刊朝日』の事例から――」と題した口頭発表を、2014年8月23日に開かれた日韓シンポジウム(日本マス・コミュニケーション学会と韓国言論学会との共催)においておこなった。そのあと、1950年代の大衆社会化と雑誌との関係性を論じた拙論をまとめた。これは、2015年に刊行される単行本に収録される。 また、大宅壮一の総力戦下における映画工作と1950年代の活動との把握を試み、「大宅壮一の戦中と戦後――ジャワ文化部隊と「「無思想人」宣言」」と題した学会発表を、2014年11月29日に日本出版学会にておこなった。 それとともに、大宅のライフヒストリーを明らかにしていくべく、前年度に引き続き旧制中学関係の資料紹介をおこなった。 そして大宅のライフヒストリーについてこれまでまとめていた拙論に、新たな知見を加えて改稿を施した。これは、2015年刊行予定の単行本に収録される。 研究成果の社会への発信としては、研究で得た知見を踏まえた拙稿を、公益財団法人大宅壮一文庫の会員向け機関紙『大宅文庫ニュース』第84号に寄稿した。また書評専門紙への寄稿もおこなった(『週刊読書人』2015年1月30日号)。地域への発信としては、2014年7月8日に宮崎県立図書館で開かれた「宮崎県高等学校教育研究会図書館部会中部支部平成26年度生徒図書委員講習会」において講話をおこない、約70名の高校生に、研究成果の一部をわかりやすく伝えた。また、2015年2月21日に、「大衆社会と出版文化」と題した自主講座(受講料無料の市民講座)を宮崎公立大学においておこない、研究成果の一部を一般市民にわかりやすく伝えた。
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Research Products
(5 results)