2012 Fiscal Year Research-status Report
スカンディナヴィアにおける人権擁護システムとしての情報保障制度の実証研究
Project/Area Number |
24530777
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tsuyama National College of Technology |
Principal Investigator |
角谷 英則 津山工業高等専門学校, 一般科目, 准教授 (90342550)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
打浪 文子 淑徳短期大学, こども学科, 講師 (30551585)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 情報保障 / 障害学 / スウェーデン / LL / スカンディナヴィア / 知的障害者 |
Research Abstract |
計画通りに研究を進捗させることができた。まず年度当初に研究分担者・連携研究者らと本年度の計画についての打ち合わせ会議をもち、とくにスカンディナヴィアにおける現地調査のプランニングを行った。8月に実施したCentrum foer laettlaest(ストックホルム)における聞き取り調査においては、予定通りの成果を得ることができた(その直接の結果はまず言語政策学会(2013年6月/桜美林大学)で発表することが決定している)。本研究の課題の一つである知的障害者に対する情報保障保障の既存制度の分析については、国際比較を通じていくつかの特徴および検討すべき論点を抽出することができた。こうした分析による成果は前例がないものであり、今後の社会制度設計に必要な基礎的情報となる点において、意義深い。また、研究代表者および研究分担者による研究報告も、第10回情報保障研究会(愛知県立女性センター)などにおいて実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画に従って、研究を進展させることができた。本年度の研究目標は、研究に必要な資料を収集すること、文献等では得られない情報を聞き取り調査によって得ること、それらの成果を用いて、国際比較を試行的に行うこと、それらの結果を対外的に発表し、批判的検証をうけること、独自の研究会を公開で設定することなどであった。おおむねこうした目的に従って研究をすすめることができたため、上記のように評価する。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の研究計画に従って、研究を進める予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
当初の研究計画に従って、使用する予定である。
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Research Products
(8 results)