2014 Fiscal Year Annual Research Report
企業組織における権威勾配の自律的労働への影響―日中企業の比較研究―
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24530790
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| Research Institution | Saitama Gakuen University |
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Principal Investigator |
古澤 照幸 埼玉学園大学, 人間学部, 教授 (00261090)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
張 英莉 埼玉学園大学, 経営学部, 教授 (00272782)
村田 和博 下関市立大学, 経済学部, 教授 (00300567)
平野 賢哉 東洋学園大学, 現代経営学部, 教授 (60352803)
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| Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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| Keywords | 中国企業 / 権威勾配 / 自律的労働 / ワーク・エンゲイジメント / モティベーション / メンタルヘルス / 文化特有行動・態度 / 面子 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
日系中国企業、中国企業における組織、職場の権威勾配（独立変数）と職場の従業員のモティベーション、ワーク・エンゲイジメント、メンタルヘルスなど（従属変数群）を質問紙、ならびにインタビュー調査によって実施し、権威勾配による従属変数群への影響を明らかにすることが、本研究の目的であった。これら変数群の他に、中国特有の文化的な行動・態度である「面子」を調査に取り込み、面子の従属変数への影響も検討することが目的に加えられていた。これら結果をまとめ、中国進出企業、中国進出予定企業に有益な情報として提供することも目的であった。
2年度目（平成25年度）には西安企業にて調査を実施した。最終年度（平成26年度）は、インタビュー調査のテキストデータを分析し、権威勾配が従業員のワーク・エンゲイジメントに大きく影響を与えていることが確認された。これは、質問紙の量的データによっても同様に確認された。
最終年度8月に上海にて、インタビュー調査、質問紙調査を実施した。質問紙調査データについてはデータ入力を完了させ、基本的な分析を行い、レポートを作成した。中国企業においては、面子が業務を推進していく中で重要であり、権威勾配にも影響し、仕事の意欲にも影響を及ぼすことが確認された。インタビュー調査については、テキスト化を秋から冬にかけて完了させ、現在、分析を行っている。
西安データと上海データを統合し、分析を行った。大きなデータであり、分析できる部分はまだ多くある。分析を進め、権威勾配や面子による影響モデルを作成し、これを明確に今後して行きたいと考えている。
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Research Products
(5 results)
