2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24530796
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
芳賀 繁 立教大学, 現代心理学部, 教授 (10281544)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小口 孝司 立教大学, 現代心理学部, 教授 (70221851)
山浦 一保 立命館大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (80405141)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 職業的自尊心 / 組織的公正 / 職務満足度 / 転職意向 / 社会的アイデンティティ / 質問紙調査 / web調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
2013年度調査で製造業において職業的自尊心-安全行動意思モデルに組織的公正、組織コミットメントを導入した拡張版が有効であったことをふまえ、2014年度は製造業以外の業種へのモデルの適用を検討した。情報通信業(n=240)、医療病院(n=791)、運輸業(n=362)において質問紙調査を行った。構造方程式モデリングを用いて分析したところ、拡張版職業的自尊心-安全行動意思モデルはおおむね適用することができ、要因間の関係性が確認された。しかし、職業的自尊心尺度で天井効果項目が多くみられた、手続き的公正尺度で低い評定平均値が得られた、など、日本の産業現場に汎用的に用いるためには尺度項目の検討が必要であることが示唆された。(芳賀) 新たな職業的自尊心尺度の作成を試みた。新尺度では、職業で求められる要件をどの程度発揮したいか、どの程度発揮できているかの得点の差が少ないと職業的自尊心が高いと操作的に定義した。新尺度は職務満足度との間に有意ではあるが低い正の相関係数を示したのに対し、既存尺度は職業的満足度と極めて高い相関係数を示していたことから、新尺度は職務満足度とは異なる側面を測定していると考えられた。また、新尺度では業種における転職意向に有意な関連があったのに対し、既存尺度では全ての転職意向に関連するか、関連しないかのいずれかであり、新尺度の方が概念的に想定される関連性に合致していた。以上から新尺度の有効性が示唆された。(小口) 仕事の誇りは、安全行動および仕事の効率化をともに高める重要な要因であることが明らかになっている (大谷・芳賀, 2013)。そこで、この仕事の誇りを促進する要因についてレビューを行った。社会的アイデンティティ理論にもとに、仕事上の自己査定の高さ (明確な自己定義) に影響を及ぼすことが予想される5つの要因を選定し、アンケート調査票を作成、実施した。(山浦)
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Research Products
(16 results)
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[Presentation] Development of interactive educational games about human error for railway personnel2014
Author(s)
INABA, M., NAKAMURA, R., IMAIZUMI, T., ONODERA, O., TAKEDA, Y., KUSUKAMI, K., and HAGA, S.
Organizer
the 5th International Conference on Applied Human Factors and Ergonomics: AHFE2014
Place of Presentation
Krakow, Poland
Year and Date
2014-07-01
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