2012 Fiscal Year Research-status Report
早期解離性評定尺度―児童養護の日常場面で使える病的解離性予防のためのツール開発―
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24530862
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
田辺 肇 静岡大学, 人文社会科学研究科(系), 教授 (60302361)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳山 美知代 静岡福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (70537604)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 児童養護施設 / 解離 / 虐待 / アタッチメント |
Research Abstract |
児童養護施設の職員や里親対象に、虐待された子ども、特に後年解離性の問題を示した子どもに特徴的な特徴について、フィールドインタビュー調査を行い、現場の実践の一部として判定可能な、行動評定尺度の評定項目の選出を行った。ただし、項目の確定には至らず、また、その中で、主にD型アタッチメントとして記述されてきている問題の範囲が明確に定まっておらず、まずは文献的なレベルで研究動向の整理を行う必要性が確認されたため、D型アタッチメントの問題について、文献的な検討をなどを行う準備を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
D型アタッチメントの問題について、まだ概念の整理が十分になされておらず、最新の研究動向の把握が必要であることが明らかとなった。その点本課題との関連で問題を整理する作業が必要となったので、次年度については進捗がやや遅れる可能性がある。
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Strategy for Future Research Activity |
D型アタッチメントの問題について、まだ概念の整理が十分になされておらず、最新の研究動向の把握が必要であることが明らかとなったので、文献的な検討に加え、当該領域の研究者から最新の研究動向について情報収集を行う必要がある。そのほか、可能な範囲で当初の計画通り、評定項目の確定を進め、フィールドトライアルに移行するように項目選定の作業を進める。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
昨年度予算のうち、分析等補助者への人件費の執行が年度内に行えなかったが、次年度の早い段階で未執行分(98,306円)の執行を予定している。上記の点を除いて概ね申請時の予定通りに使用する計画である。
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Research Products
(6 results)