2013 Fiscal Year Research-status Report
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24530894
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Research Institution | Kinjo Gakuin University |
Principal Investigator |
今村 友木子 金城学院大学, 人間科学部, 准教授 (80342111)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 大樹 金城学院大学, 人間科学部, 准教授 (00509573)
二村 彩 金城学院大学, 人間科学部, 講師 (20610116)
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Keywords | コラージュ療法材料シート集 / 試作 / 内容比率 / 使用感 / 学会発表 / 論文投稿 |
Research Abstract |
平成25年度は,まず平成24年度に実施した材料に関する調査研究を発表した。また、この調査研究に基づき、コラージュ療法材料シート集の試作版を製作した。試作版素材集は,A4のカラープリントが19枚と,ピンク,水色のA4無地の色紙が各1枚で,計21枚となった。試作版材料集の内容は,平成24年度の調査結果および一般成人及び統合失調者の作品に出現した内容比率と照らし合わせ,①人間②乳幼児・子ども③動物④自然・風景⑤建物・室内⑥食べ物⑦乗り物⑧日用品・アクセサリー⑨芸術・宗教⑩スポーツ⑪キャプション⑫その他といったカテゴリーにおいて多岐にわたる内容となった。材料となる写真は,平成24年度に収集したものに加え,カテゴリー分類に照らし合わせて不足しているものを購入するなどして補った。材料集は600部印刷した。 次に印刷された試作版材料集を用いたコラージュ制作体験を大学生に実施し、その使用感について、自由材料を用いた群との比較検討を行った。また、各地のコラージュ療法研究会などにおいても、試作版を用いた制作体験を行い、その使用感を検討するとともに、ディスカッションを通じて、さまざまな意見を収集した。比較検討の結果、コラージュ療法材料集試作版に対しては十分な満足感が示されており、内容の広がり、写真の質なども適切なものであることが示された。その一方で、専門家らの意見においては配置や内容についてさらなる工夫が求められる点もあり、修正を行うこととなった。試作版材料集の使用感の検討についても日本コラージュ療法学会にて発表し,論文を投稿した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
25年度の研究課題としていた,コラージュ療法材料集の試作を行うことができた。本材料集を使用したコラージュ制作群と,自由材料群との使用感の比較や,専門家による検討など,予定していた検討もほぼ実施することができた。また使用感も十分な結果が示された。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は,前年度の検討を踏まえて材料集に修正を行う。イラストなどを加え,より豊かにイメージを投影しやすい材料とすることをめざす。また修正版材料集を用いた使用感の検討を行い,コラージュ療法材料集として完成させる予定である。 材料集の完成に当たっては,適切な使用方法などもわかりやすくまとめ,臨床場面や基礎研究場面での導入しやすいものとする。 本材料集の完成成果の発表及び配布をおこなう。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
コラージュ療法材料集の制作にあたり,画像の編集や加工について専門業者への委託を予定していたが,編集ソフトの操作できるアルバイト人員を確保できたことによって,委託料を削減することが可能となった。 研究課題である「コラージュ療法材料集」を完成するにあたり,引き続き専門家らによる評価をおこなう。また大学生の制作場面での使用感の確認をおこなう。これらの費用として平成25年度までの使用額の残額を充てる予定である。 平成26年度には,完成版の「コラージュ療法材料集」その「使用の手引き」を,今後の研究発展のために多く印刷するため,経費を使用する。
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Research Products
(2 results)