2013 Fiscal Year Research-status Report
スクールリーダー育成の学修プログラム開発―授業実践アーカイブの活用
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24530939
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Research Institution | Miyagi University of Education |
Principal Investigator |
本間 明信 宮城教育大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (70106748)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉村 敏之 宮城教育大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (80261642)
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Keywords | 授業記録 / アーカイブ / 教職大学院 / 教師教育 / 授業研究 / 現職教育 |
Research Abstract |
授業研究にともなって、授業記録が作成され蓄積される。その記録が次の授業研究をさらに豊かなものにする。教師は授業記録を作る能力を持たねばならない。教育臨床研究センターに蓄積された授業記録を教材として、授業記録作成のトレーニングを行った。 現職教員向けの公開講座を遠隔地でも開催し、教職大学院卒業生(現職教員含む)への再教育を織り込んで、これまでの開発教材を含めた「授業実践アーカイブ」の利用のさまざまな形態を試みた。 授業映像記録のデジタル化は24年度同様に進めた。25年度はさらに、過去10年以上前の放送番組の映像も200本ほどデジタル化し、たとえば、キューバ危機を教材にするために、院生の教材研究(外部には出せない)に活用した。 群馬県玉村小学校で、昭和8年から18年までに10号まで発行された校内研究誌『草原』の全10号のうち欠けていた3号を発見復刻し、全10号について解説して論文にまとめた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
授業実践アーカイブは予定以上に蓄積が促進されている。 教師教育への活用の形態についてもさまざまに試みている。 効果は、徐々にあがっており、その評価についても少しづつ方法が検討されている。 途中の成果について、学会発表、論文等で報告されている。
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Strategy for Future Research Activity |
授業実践アーカイブのさらなる蓄積を行う。 教師教育への活用、学修プログラムの領域を広げる。 活用の効果がどんな形で評価できるか、指針を示す。 他機関(他大学、民間…たとえば教員弘済会などの教育研究論文)との共同利用を推進する。 成果を公表する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
種々、物品を購入した結果の端数である。 次年度の経費に含めて使用する計画である。
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