2012 Fiscal Year Research-status Report
学校種や教科間の壁を越える授業研究のための教授学キーワードの再編と開発
Project/Area Number |
24530958
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
深澤 広明 広島大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (70165249)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 教育方法学 ドイツ |
Research Abstract |
学校種や教科間の壁を越える授業研究のフィールドワークとして長崎県対馬市の小中一体型の教育を進める二つの学校を訪問し授業研究に参加し、教員たちが授業で大事にしている教授学キーワードについて聞き取りを行うとともに、小学校と中学校の授業づくりでの重点の違いについて意見交換を行う中で同じ用語でも理解の違いのあることが明らかになった。 ドイツでの調査では、オルデンブルグ大学においてドイツ教授学の研究動向についてインタビューを行い、さらに同大学で開催された「効果的な学習のための授業の診断」に関する研究会に参加し、授業研究アクチュアルな情報を得た。さらに幼稚園からギムナジウムまでの学校種を越えて一貫的な教育を行っているイエナにあるイエナプラン学校の研究会に参加し、その基本理念についての情報と資料を収集した。 学校種や教科間の壁を越える授業研究や教育実践における基軸として子どもの学びや成長といった「子どもから」の視点が教授学の知見を再構成するさいに意義が認められ、その視点から2年目以降の課題でもある教授学キーワードの選択と再編に取り組むことが重要である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画した国内外の2つのフィールドワークに出かけることができ、さらに関連する国内の研究会にも出かけて研究に必要な資料や情報を入手し、関係する研究者と意見交換を行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
ドイツに出かけるのがドイツのオルデンブルグ大学の研究会の日程を優先させたために2月末から3月という学年末の時期に重なってしまい、関連資料の整理等を早急に取り組み、2年目の課題である教授学キーワードの選択と再編に関して研究を深化させていく方針である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
初年時に得た資料の整理や分析については、次年度に行う授業研究の記録作成やフィールドワークの資料整理及びアンケート調査のデータ整理と関連させて謝金等を使用して取り組んでいく。
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