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2013 Fiscal Year Research-status Report

日本統治時代の台湾・朝鮮ろう学校における手話教育:ろう者への聞き取り調査を通して

Research Project

Project/Area Number 24530972
Research InstitutionSeikei University

Principal Investigator

佐々木 大介  成蹊大学, 経済学部, 准教授 (00405648)

Keywords手話言語学 / 手話言語学 / 台湾手話 / 韓国手話 / 教育史 / 日本統治時代 / 台湾 / 朝鮮
Research Abstract

平成25年度は、本研究計画の2年目に当たる。当初、研究初年度となる平成24年度にデータ分析をするための設備備品を購入する計画を立てていたが、高性能コンピューター(アップル社製デスクトップコンピューター)の新製品発売が2013年に延期されたことにより、初年度はその購入を見送った。本年度はその高性能コンピューターが予定通り発売されたため、計画通り購入した。この他には大がかりな設備を購入することはなかったが、消耗品として、SDXC メモリカード、ハードディスク、三脚、ブルーレイディスクなどを購入した。また、これらの設備備品のほかに、関連する書籍を購入した。
本年度は、台湾および韓国に赴いてデータ収集を行なっただけでなく、2013年7月にロンドン大学で開催された「手話言語研究の理論的問題」(TISLR: Theoretical Issues in Sign Language Research)第11回大会で、“North Korean Sign Language: A Possible Influence from Korean and Japanese Sign Languages”(北朝鮮手話:韓国手話および日本手話からの影響の可能性)というタイトルでポスター発表を行なった。また、手話の言語教育に関係する論文として、「手話教育におけるコミュニカティブな授業の試み」という小論を『コミュニカティブな英語教育を考える:日本の教育現場に役立つ理論と実践』(上智大学 CLT プロジェクト・編、アルク刊)に寄稿した。
一方、国内では、日本手話学会を含む諸学会への参加に加え、日本手話の言語データを収集し、また、日本手話に対する知見を得るためセミナーなどにも参加した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当初の計画では、設備備品の購入、データ収集、国際学会への参加を行なう予定であった。設備備品の購入については、当初、研究初年度となる平成24年度にデータ分析をするための設備備品を購入する計画を立てていたが、高性能コンピューター(アップル社製デスクトップコンピューター)の新製品発売が2013年に延期されたことにより、初年度はその購入を見送った。本年度はその高性能コンピューターが予定通り発売されたため、計画通り購入した。データ収集については、当初の計画通り、台湾および韓国に赴くことができたものの、本務校での教育業務もあるため、十分なデータ収集を行なうことはできなかった。国際学会への参加については、2013年7月にロンドン大学で開催された手話言語学関係の学会でポスター発表を行なった。これらを総合的に判断すると、「やや遅れている」と結論づけることができる。

Strategy for Future Research Activity

設備備品に関してほぼ整備済みであるため、高額な予算は不要であると考えられるが、消耗品の購入、および、研究をさらに進めるために手話言語学研究に関連する書籍の購入費用が必要となる。研究計画としては、これまでと同様、台湾および韓国に赴いてデータ収集を行なう。同様に、1週間から半月ほどの滞在が必要であり、データの収集状況に応じては、単一年度中に複数回赴く場合も考えられる。また、これまでと同様、国際学会へ参加するため海外に渡航することが必要である。国内に関しても、これまでと同様、日本手話学会への参加および研究成果の発表に加え、日本国内での資料収集などを行なう予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

現地調査が、当初の計画よりも実施が遅れており、それにかかる費用が執行されないままでいる。また、設備遺品の購入などの見直しなどを行ない、十分倹約して研究費を使用しているため、費用が余剰する結果となっている。
本研究については、おおむね順調に進展してはいるものの、研究が進むに連れ、当初の予想と比べてさらなるデータ収集を行なう必要が生じている。したがって、さらなるデータ収集を行なうため今回申請を行なう。費用は若干余剰してはいるものの、今後の調査にはそれなりの費用が必要である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2014 2013

All Presentation (1 results) Book (1 results)

  • [Presentation] North Korean Sign Language: A Possible Influence from Korean and Japanese Sign Languages2013

    • Author(s)
      Sasaki, Daisuke
    • Organizer
      Theoretical Issues in Sign Language Research (TISLR) 11
    • Place of Presentation
      The University of London
    • Year and Date
      20130712-20130712
  • [Book] 「手話教育におけるコミュニカティブな授業の試み」(『コミュニカティブな英語教育を考える:日本の教育現場に役立つ理論と実践』[上智大学 CLT プロジェクト・編]所収)2014

    • Author(s)
      佐々木 大介
    • Total Pages
      199ページ(当該論文は74-77ページに所収)
    • Publisher
      アルク

URL: 

Published: 2015-05-28  

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