2013 Fiscal Year Research-status Report
アジアと欧米の二国間援助機関の比較―教育機会拡大の運動にみる相似と相違
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24531075
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Research Institution | International Christian University |
Principal Investigator |
DAWSON Walter 国際基督教大学, 教養学部, 准教授 (70586445)
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Keywords | ODA / 教育 / 開発 / JICA / 日本 / 韓国 / 中国 / カンボジア |
Research Abstract |
日本、韓国および中国からカンボジアへの教育を通じたODA受容の研究はほぼ終了した。 これは、関係政府刊行物の収集に加え、それぞれの国の二国間援助機関代表へのインタビュー調査によるところが大きい。 これらの研究データは分析の上でアメリカ・ニューオーリンズにて開催されたCIES2013 Conferenceで発表した。論文は現在執筆中であり、年度末までには掲載予定である。(本研究課題の扱う内容は非常に特殊であるため、焦って結果を発表することは他の研究者にデータを使われる危険を冒すことになり、研究の競争的有利性を損なうことになりかねないと考えている)研究代表者の今年度途中からの特別研究期間には、フィールドワークによるデータ分析を予定しているが、そのための関係機関とのコンタクトはすでに昨年度中から開始しているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究は全般的には予定通り終了する予定である。論文投稿と書籍執筆は最終年度に行い、最終年度の翌年度に刊行したい。当初時点での成果をあわてて発表するよりも、全てのデータが収集され分析された後に刊行物にまとめるほうが妥当であると判断している。
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Strategy for Future Research Activity |
6月以降、研究代表者は3ヶ月にわたってタイ・バンコクとカンボジア・プノンペンに滞在予定である。バンコクでは日本・韓国・中国からのODA関係者と面談し、関連資料の収集を確実なものとし、それぞれの政府機関におけるフィールドワークのための準備を進める。次にスウェーデン、英国、ドイツ、デンマーク、ベルギーといったヨーロッパ諸国にも出張し、各機関の代表を訪問し、データ資料を収集し、カンボジアとさらに東南アジア地域への教育ODA政策について職員にインタビューを実施したい。 最終段階として、カンボジアがEU諸国から得得た支援をもとに実施している教育プロジェクトに関する研究も行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
今年度秋から年度いっぱいの特別研究期間取得が承認されたため、この期間のために研究費をとっておくことにより、フィールドワークと出版準備に専念できると考えたため。 研究費はまず、カンボジア・韓国・中国とヨーロッパ諸国(英国、ベルギー、デンマーク、ドイツ、フランス)へのフィールドワーク旅費に使用する。さらに、2015年2月にアメリカ・ニューオーリンズにて開催予定のISA学会参加経費にも充てる。最終的には、研究成果発表のため、書籍出版準備に使用する予定である。
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Research Products
(1 results)