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2013 Fiscal Year Research-status Report

金融リテラシーを測定する尺度の研究

Research Project

Project/Area Number 24531105
Research InstitutionTokyo Gakugei University

Principal Investigator

高籔 学  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10259624)

Keywords金融教育 / 金融リテラシー / アンケート調査 / 公立学校 / 高校生 / 共分散構造分析
Research Abstract

本邦に限らず、「金融リテラシー」についての研究は、あまり蓄積がされておらず、したがって本研究は領域におけるパイロット的な役割として位置づけることが可能である。また公立学校の高校生の金融に関する知識、あるいは日常の金融的能力を要求される場面での対処について、それを能力、リテラシーと位置づけて調査を行ったことについては、類例がなく、高校生の実態調査に基づき考察を行うことにより、①そもそも「金融リテラシー」とはどのような能力なのか、②金融リテラシーの「程度」を計測することは可能なのか、について公立学校の協力を得つつ考察している。
金融リテラシーを8つの下位概念からなる基礎能力と定義した。これは高校生への調査票調査により得られたデータを、クロス解析、クラスター解析を実施することによる得られたものである。
金融リテラシー、生徒の金融基礎能力を評価、グレーディング出来ると仮定し、共分散構造モデルを考案し、また試行錯誤しつつ、おおよそ質問紙の質問項目を構造化することに成功して、評価が可能な状態にあると考える。
追試験を重ねて、共分散構造分析によるグレーディングの制度と安定性を確認しつつ、最終的な結論へ向けてアプローチしている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

1: Research has progressed more than it was originally planned.

Reason

調査票調査を公立高等学校に依頼するという作業に時間がかかるものと思われていたが、当初予定数の調査を実施することが案外にスムーズにすすんだため。幸運なことであった。

Strategy for Future Research Activity

25年度は全国の高等学校からバランスよく選んだ学校で質問紙調査を実施した。解析の結果では、当初はリテラシーに地域差があるだろうと考えていたが、それは認められなかった。したがって、調査票と評価モデル(共分散構造モデル)の精度を上げるための追加調査を、東京都内の高等学校を中心に実施することにする。
調査、分析と考察を論文に作成する。学会発表等で成果を公表する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

データ整理、入力、解析補助のアルバイトの雇用について、予定した員数を確保することが困難な状況にあり、これを研究者自らで行ったため。
当初予定したようにアルバイトに依頼する部分については、そのようになし、研究を継続したい。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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