2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24531196
|
Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
山田 康彦 三重大学, 教育学部, 教授 (30220411)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中西 康雅 三重大学, 教育学部, 准教授 (00378283)
森脇 健夫 三重大学, 教育学部, 教授 (20174469)
根津 知佳子 三重大学, 教育学部, 教授 (40335112)
赤木 和重 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (70402675)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | PBL教育 / アクティブ・ラーニング / 対話型授業 / PBL事例シナリオ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、PBL 教育(問題発見解決型学習)の質を高めるために、1.対話型のシナリオの作成、2.グループ討論の支援の方法を明らかにすることを目的としている。平成26年度はその最終年度として、1対話型シナリオの完成度を高め授業書を作成する、2,小集団学習における対話の支援の方法の究明など対話型シナリオを中心としたPBL教育方法の実践的・理論的成果を論文や報告書にまとめる、3.そうした対話型シナリオの授業書の成果と課題を問うために、全学の高等教育創造開発センターと共催してシンポジウムを行うという計画を立て実施した。 1については、教師としての基本的な教育姿勢に関して2例、子どもの問題行動に対する対応について4例、教科教育について4例の計10の事例シナリオから成る授業書を作成し、研究成果報告書に掲載した。 2については、「PBL教育とは何か」「教員養成教育としてのPBL教育」「事例シナリオを用いたPBL教育」という項目で、対話型シナリオの原理、対話型シナリオ教育の3つの類型とそれに合わせた学習者集団における対話の支援の方法を示し、研究成果報告書にまとめた。 3については、平成27年2月19日に、三重大学高等教育創造開発センターと同大学教育学部教務委員会と本科研グループが共催して「アクティブ・ラーニングの課題と探求ーPBL教育の現段階と今度の展望について考える-」というタイトルのシンポジウムを公開FDとして開催し、本研究の成果を報告し検証した。さらに3月14日には京都大学で開催された第21回大学教育研究フォーラムの参加者企画セッションで「教員養成型PBL教育の展開と検討ーPBL事例シナリオ教育を焦点にー」というシンポジウムを開催し、本研究の全体像を報告し、他大学の専門家に評価していただき、成果と課題を明らかにした。
|
Research Products
(4 results)