2015 Fiscal Year Annual Research Report
幼・小・中学校における睡眠教育プログラムの発展化と実用化に関する研究
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24531198
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Research Institution | Shiga University |
Principal Investigator |
辻 延浩 滋賀大学, 教育学部, 教授 (00378431)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 睡眠教育 / 研修モデル開発 / 睡眠教育プログラム / 授業研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、4月に「Designing a Model Program of Teacher’s Training for Sleep Education」の演題名で、「29th Australian Council for Health, Physical Education and Recreation(ACHPER) International Conference」で研究成果を発表した。フロアからは研究背景についてオーストラリアでも共通していること,プログラムの成果を客観的に分析・評価する必要のあることが指摘された。今後の課題としたい。また国内では、教員や児童生徒、保護者を対象に、教育委員会が主催する学校保健委員会や校内研修会、さらには出前授業に出向き、研究成果の還元に努めた。 小・中学校の睡眠教育実践を今後さらに推進していくためには、以下の点に留意する必要がある。まず、小・中学校の各学年段階で指導するべき内容を明確にし、睡眠学習の内容の確実な定着を図る必要がある。本プログラムでは、前学年で取り扱った科学的知見をもとに、次の学年段階での活動が予定されているものがある。全ての子どもたちが確実に理解できる内容に精選する必要がある。次に、教師が知識を伝えるような一斉指導型のスタイルだけでなく、できるだけ子ども自身の気づきや伝え合いをもとに、互いの考えを交流し合う、協働的な授業展開が求められる。そのためには、今回開発した教具や授業テキストをもとに、学校や学級の実態に応じて改善するとともに、指導方法を工夫する必要がある。 本研究を通して睡眠教育の重要性はかなり深く認識されたものの,未だ学校や地域全体で取り組むには至っていない。今後はその阻害要因を明らかにし、より充実した睡眠教育が展開されるよう、教員の研修システムを含めた人材育成に関する検討を行う必要がある。
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Research Products
(4 results)