2014 Fiscal Year Annual Research Report
「見る」力と「見せる」力を中心にしたメディア・リテラシー教育のための教材開発
Project/Area Number |
24531205
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Research Institution | Fukuoka University of Education |
Principal Investigator |
寺岡 聖豪 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (80253368)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小柳 和喜雄 奈良教育大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (00225591)
赤沢 早人 奈良教育大学, 教育学部, 准教授 (50380374)
中村 敦雄 明治学院大学, 公私立大学の部局等, 教授 (60323325)
北野 幸子 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (90309667)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | メディア・リテラシー / 見る / 見せる / 21世紀型スキル / 教材開発 / 言語活動 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は「見る」力と「見せる」力を中心にしたメディア・リテラシー教育のための教材を開発することを目的とする。今年度の研究成果は以下の通りである。
(1)リテラシー概念を俯瞰する「見取り図」を作成するために,文部科学省の『今,求められる力を高める総合的な学習の時間の展開』(2010年)などを手がかりにして,「思考力・判断力・表現力の育成について昨年度,分析した。本年度はそれをもとにして,(a)「リテラシー」一般,(b)メディア・リテラシー,(c)メディア・リテラシーと教育,(d)学びと能力に分類して,文献リストを作成するとともに,その解題も作成した。(2)「見る」「見せる」保育実践の開発として,(a)科学絵本や図鑑を活用した保育実践,(b)運動会や生活発表会,(c)保育コーナーを活用した保育実践を分析し,これからの保育実践に活かせるように事例を整理した。(3)学校では電子黒板が導入され始めたが,教科書,ノート,プリントという紙媒体の教材・教具による伝統的な授業がまだ継承されている。このような現状認識から,国語科とメディアの関係について歴史的に分析し,「見る」力と「見せる」力を取り入れた国語科の優れた実践を紹介した。(4)社会科授業における「見る」力と「見せる」力の諸相について明らかにし,それらの力を育む社会科教材を開発した。(5)汎用的な力の育成や21世紀型スキルと関わる学習活動の設計及び評価方法は学校種を越えて課題となっている。そこで,国内外の研究動向を整理し,デジタルコンテンツの活用と関わる「見る」「見せる」に関する評価指標を明らかにした。
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Research Products
(6 results)