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2013 Fiscal Year Research-status Report

思わず言いたくなる英語のビデオ教材開発

Research Project

Project/Area Number 24531207
Research InstitutionFukuoka University of Education

Principal Investigator

中島 亨  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (40263983)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 早瀬 博範  佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (70173052)
江頭 理江  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (70203619)
奥田 裕司  福岡大学, 人文学部, 教授 (90258335)
Keywords英語教育 / ビデオ教材
Research Abstract

本年度は作成中のビデオ教材の資料収集のためにアメリカに出向いたが成果は次の3点であった。(1)ビデオに用いる映像素材を取材できた(2)日本では手に入りにくい子供の遊びについての資料を集めることができた(3)現地の人にこどもの遊びについてインタビューすることができた。研究チームは二手に分かれ、アメリカ二カ所(ニューヨークとハンニバル・セントルイス(メンフィス州))での取材を行った。
映像素材については、ニューヨークでは都会の風景、特に建物や通りの様子、人種の入り交じった人々の様子などを撮影した。ハンニバルでは田舎の牧歌的な風景、こじんまりとした店構え、ミシシッピ川の壮大な風景を撮影した。ビデオ教材に使うテキストの視覚的な素材として説得料のある映像が収集できた。
日本ではなかなか手に入らないこどもの遊びについての資料を手に入れた。パンフレットやちょっとしたブックレット、博物館においてある案内の資料などである。これらは正式な出版物ではないため、図書館やインターネットの通信販売などでは手に入らないものである。年間を通じたこどもの遊びについて幅広い情報を得る事が出来た。今後のビデオ教材作成のアイデアに使うことができる。
最後にインタビューであるが、こちらに関しては取材は出来たものの、撮影や録音はおおむね拒否された。地元の人々の素顔を撮影する事は出来なかった。しかしながら、町の人、博物館やおもちゃ売り場にいる人とは話をする事が出来、彼らの生活に密着したこどもの遊びとそれに使われたチャンツや歌の情報を得る事が出来た。インタビューに関しては事前に承諾を受けておく必要があり、今後の課題となった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本年度はアメリカに行って、ビデオ教材の作成に必要な映像素材の収集を主な目的としていたが、この目的を達する事が出来た。映像資料は著作権があるものが多く、自分たちで作成するときには自力で集めた素材が必要であるため、この取材で得た素材は非常に重要なものである。また、今回の出張で現地の人へのインタビューを行い、直接自分の体験を聞くことができた。しかも現地では日本で手に入らない資料を入手する事が出来た。この点から予定以上の収穫があったと言える。しかしながら、ビデオ教材自体の作成に付いては全員で議論を進める機会をなかなか持てず、個人単位での研究となってしまった。これらのことから、全体的にはおおむね順調に進展している、と判断できる。

Strategy for Future Research Activity

来年度は最終年度であり、次の3つの方向で進んでいくことにしている。(1)ビデオ教材5本を完成させる(2)教材の効果を検証する(3)報告書の作成をする。
まず、現在1本の「ビデオ」がスライドショーの形で出来ている。まずはこれをスタンドアローンのビデオの形にする。残りの4本については、既にあるテキストに映像をつけるものを2本、新たにテキストを作りさらに映像をつけるものを2本作成してビデオ教材の完成とする。テキストは2種類する。一つは「言葉の響きが面白いもの」もう一つは「意味をじっくりと鑑賞するもの」である。これらのテキストをそれぞれの内容にあわせた映像にのせていく作業を行う。これを12月までに行う。
次に検証する方法である。作成したビデオを実際に学習者に見てもらう。附属小学校、附属中学校の2クラスで実施する予定である。また大学では外国語科目の英語の授業や「小学校英語実践」「小学校英語研究I」などの専門の授業で試用し、学習者の反応を調べる。
最後に、既にパイロット版を実施したものと合わせて、効果の実施報告をまとめる。また報告書にはビデオ教材の作成のポイントも含める予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

理由は2つある。一つは海外旅程を予定より少し短く計画する必要が生じたため(本務に支障を来さない範囲で計画する必要が生じた)ためである。具体的には学内業務の多忙化と分担者の一人が附属学校の校長に任命され、自由な出張旅程に限りがあったからである。もう一つは、ビデオ作成のソフトウェアの使用と、画像編集に予想外の時間がかかる事が判明したことである。次年度に補助を雇って作業を続ける必要が生じ、この分の予算を確保するためである。
予定していた人件費・謝金を増やし、当初の予定の40,000円(2名×15時間)を10,0000円(5名×15時間)として利用したい。また、残額でビデオ作成に必要な書籍を購入したい。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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