2015 Fiscal Year Annual Research Report
先天性盲ろう児の共創コミュニケーションに関するデータベースの構築
Project/Area Number |
24531240
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
土谷 良巳 上越教育大学, 学校教育研究科(研究院), 教授 (00142000)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅井 裕行 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (90290890)
岡澤 慎一 宇都宮大学, 教育学部, 准教授 (20431695)
笹原 未来 福井大学, 教育学研究科(研究院), 講師 (90572173)
中村 保和 群馬大学, 教育学部, 准教授 (60467131)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 先天盲ろう / 共創コミュニケーション / データベース / Dyadic Interaction / Triadic Interaction / Meaning Making / Narrative |
Outline of Annual Research Achievements |
研究目的は先天性盲ろう児とのコミュニケーションに関するデータベースの構築であるが、研究3年次である平成26年度の取組によって、収集した77ビデオクリップの妥当性と信頼性を個々に検討し、データベース構築のための選定を行う下準備ができた。 最終年度の平成27年度は、まず1)共創コミュニケーションに関するデータベース構築のための枠組みを検討し設定することができた。枠組みは「Contact and Social Interaction」と「Shared Meaning and Narratives」に大別して整理された。前者はDyadic Interaction(4つの下位カテゴリーから構成)、Triadic Interaction(5つの下位カテゴリーから構成)およびComponents of Interaction(6つの下位カテゴリーから構成)のカテゴリーによって構成され、後者はShared Meaning and Narratives(5つの下位カテゴリーから構成)とTransition to the Cultural Language(2つの下位カテゴリーから構成)によって構成された。次に、2)データベースの枠組みに沿って、収集した77ビデオクリップの選定を再度行った。その結果、「Contact and Social Interaction」に関しては44のビデオクリップ、「Shared Meaning and Narratives」に関しては、20のビデオクリップがデータベースの枠組みに沿って配置された。さらに、3)以上の64ビデオクリップに関して、研究分担者全員で視聴し、データベースとして適切な長さであるか、映像に倫理的な観点から問題がないか等に関して詳細に検討した。その上で、4)64の個々のビデオクリップ個々に作成されたエピソード記述に関して、記述の妥当性に関して検討した。 以上の取組によって、本研究の目的である先天性盲ろう児とのコミュニケーションに関する出たベースの構築は達成された。
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Research Products
(3 results)