2014 Fiscal Year Research-status Report
漢字書字困難児の書字運動の特異性に関する基礎的研究
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24531254
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
園田 貴章 佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (40171392)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡崎 泰久 佐賀大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (90253583)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 特別支援教育 / 漢字書字困難 / 関書字学習支援システム |
Outline of Annual Research Achievements |
工学系研究科と共同し、漢字学習支援システムを開発した。そのシステムは、漢字書字の特徴や特異な学習方法(学習の偏り)を検証できる機能を持っている。平成26年度までの研究を通して、漢字書字困難児に漢字書字学習方法の偏りがあることがこととが明らかになりつつある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
より多くの漢字書字困難児に、漢字書字学支援システムに書字させ、漢字学習方法の偏りだけでなく、運筆の速さや筆圧の特徴を明確にする予定であるが、サンプル数がまだ少なく、その特徴を明確にするまでに至っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
学校に協力を得て、漢字書字困難児に漢字書字学習支援システムに書字をさせ、学習方法の偏り、運筆の速さや筆圧の特徴を明確にする。なお、サンプル数はまだ少ないが、運筆の速さとしては、漢字一画の書き始めが早いこと、筆圧は漢字一画の書き終わりが強いことなどが分かりつつある。このような特徴が明確となれば、漢字学習支援システムに新しい機能を来年度以降、組み込む要諦である。
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Causes of Carryover |
漢字書字困難の児童に、漢字書字システムを使って、書字の際の運筆の特徴(速さと筆圧)を明らかにするのが本研究の目的である。しかし、運筆の特徴の大凡の特徴は分かったが、実際に書字させることが少なく、サンプル数が少ないため、次年度に使用したい。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
学校に協力をお願いし、漢字書字困難児の運筆の特徴を、より多くの書字困難児に適用するすることに予算を使う計画である。
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