2012 Fiscal Year Research-status Report
非線形弾性特性を有するアクチュエータを用いた筋骨格系上腕マニピュレータ
Project/Area Number |
24560303
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
小金澤 鋼一 東海大学, 工学部, 教授 (10178246)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | マニピュレータ |
Research Abstract |
・2自由度肩関節: すでに平成23年度において詳細設計を行っており,平成24年度においては部品の加工および組立を行った. ほぼ加工が修了したが、未加工の部品が数点残っている。 ・2自由度肘関節; 平成22年度に開発した機構では,内旋/外旋運動(inner/outer rotation) の剛性は最上部に取り付けたバネの剛性でほぼ定まっていた.これをANLESで可変できるように改良し、部品の加工・組立を行い、駆動実験を行った。その結果モータのパワー不足が判明し、新しいモータを発注し、納品されている。 ・3自由度手首関節; 平成22年度に開発した機構では,Z軸はANLESで直接駆動していないため,剛性制御ができなかった.そこで新たにZ軸剛性制御のためのANLESを考案し、設計・加工・組立を行い。剛性制御実験を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
・実験ハードウェアの開発はほぼ完成しているが、加工ミスやモータの変更等で若干の遅れが生じている。 ・7自由度マニピュレータの剛性制御のシミュレーションに関しては進行中であるが、具体的な実績がまだ出ていない。
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Strategy for Future Research Activity |
・2自由度肩関節: 組立を完成させ、駆動実験および剛性制御実験を行う。その結果を踏まえ、ハードウェアの改良を行う。 ・2自由度肘関節; モータを変更し、駆動実験および剛性制御実験を行う。その結果を踏まえ、ハードウェアの改良を行う。 ・3自由度手首関節; 実験結果を踏まえ、手首関節の剛性調節範囲を拡張するための改良を行う。 ・7自由度上腕マニピュレータの姿勢・剛性制御シミュレーション:7自由度上腕マニピュレータのエンド・ポイントの剛性を,エンドエフェクタが行うタスクに応じて形成するための,マニピュレータの姿勢および関節剛性制御の理論はすでにたてている.これに,設計したマニピュレータの物理定数を代入し,エンドポイントの剛性可変範囲を評価する.その結果より,各関節の剛性調節範囲を再検討し,各部ANLESの弾性特性の変更を求める.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
消耗品費: 機構部品、電子回路部品、インターフェイスボード、モータ等 旅費: 国際学会での成果発表 その他: 部品加工発注
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Research Products
(9 results)