2013 Fiscal Year Research-status Report
間欠配置PMLSMによるフレキシブル搬送装置の開発
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24560350
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Research Institution | Tokyo City University |
Principal Investigator |
百目鬼 英雄 東京都市大学, 工学部, 教授 (40386355)
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Keywords | PMリニア同期モータ / 間欠配置 / 平行同期運転 / 磁極位置検出器 |
Research Abstract |
長距離物流の高速搬送を実現するシステムとして、地上固定子間欠配置リニアモータドライブシステムを主搬送ラインとして構成し、サブシステムとして並行したもう一台のリニアドライブ装置との間で同期運転することにより積載物の積み替えを位置決め停止することなしに行うシステムの開発を行っている。主搬送ラインは、インバータ2台を交互に間欠に配置された固定子の位置検出は、3個のホール素子を信号処理することにより行うユニットを固定子と組み合わせることで実現した。これにより、固定子を一組とした駆動系が完結した装置となり、この組み合わせの台数により自由に搬送距離を設計できるシステムが完成した。 並行同期させるサブシステムのリニアモータは、主装置とマスタースレーブ構成することで同期運転する方法を採用した。サブシステムは精密に制御することが要求されるため支持機構としてリニアスライダを採用することでスムーズな駆動特性が実現できるようになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
主搬送ラインの完結配置の駆動については、センサと固定子を1組としたユニットの組み合わせを、移動子の位置に応じてインバータを切り替える仕組みの開発により、ほぼ初期の目的を達成する駆動が高速に行えるようになった。サブシステムのラインは、昨年度導入したリニアスライダを支持機構とすることで、制御性の良いドライブが実現できている。同期運転の実験を行っているところであり、比較的追従性の良い実験結果が得られている。
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Strategy for Future Research Activity |
積載物の積み替えるために要求されるサブシステムの制御性能を明確にするとともに、制裁物の重量変化に対する(負荷変動)に対するシステムの安定性に関する検討を行う。合わせて、どの程度の速度まで積載物の積み替えが可能かを明確にする。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
実験装置の制作費が予定よりも節約できたため、46,774円の残高が発生した 今年度の研究費は、予定通りの執行を計画している。
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