2014 Fiscal Year Annual Research Report
明室環境にて高鮮明な画像投影を可能とする新プロジェクションシステムの実現
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24560415
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| Research Institution | Tokai University |
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Principal Investigator |
面谷 信 東海大学, 工学部, 教授 (80297192)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 秀一 東海大学, 工学部, 教授 (30580493)
藤川 知栄美 東海大学, 工学部, 准教授 (70319375)
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| Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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| Keywords | プロジェクター / 視認性 / 画像 / スクリーン / 投影 / コントラスト |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、平成２４年度～平成２５年度に得られた理論面および実験面にわたる多面的結果を結集する形で総合評価的な性格付けの研究を進めた。すなわち、本研究の狙いに最も適合する表示スクリーン駆動方式として種々の反射型表示方式の中から粉体移動型反射ディスプレイ方式を応答速度および白/黒コントラストの観点から総合評価対象として抽出し、LED照明光源と投影スクリーン駆動周波数・波形の最適化結果を反映した投影システムにおいて得られる画面コントラスト、室内明るさ等を総合的に評価し、アクティブスクリーンを用いた新投影システムの到達レベル(明室における視認性の向上程度)を確認した。
一方、表示スクリーン駆動方式の別候補として白/黒コントラストについては粉体移動型反射ディスプレイ方式より優れ、ただし表示応答速度の不足している電気泳動表示方式について、表示速度の阻害要因を明らかにし、これを向上させるための基礎的実験検討を行い、表示セル内での液体の乱流が表示速度の抑制要因となっていることを示し、表示セル内に液体の整流構造を導入すること、および制御電極形状の工夫により液の乱流を抑制することにより表示速度の2倍程度の向上が可能であることを実験結果として示した。
また、本研究の発展形として、アクティブスクリーンに断面画像を投射して積層像を形成することによって３次元表示を行う新規表示方式についての基礎研究を行い、第１段階の検討としてアクティブスクリーンを模擬する回転型スクリーン上に３次元表示が行えることを実験により確認した。
今後の課題としては、実際の学会講演会や会議等の場において、本投影システムを試験的に導入した場合の実証実験を行い。本投影システムの実用性を最終確認するとともに実用上の残存課題を抽出することを計画中である。
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