2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
24560442
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
伊藤 泉 東京工業大学, 社会理工学研究科, 助教 (90583435)
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Keywords | 新しい理論の展開 / 実画像による実験 / 国際情報交換 |
Research Abstract |
離散コサイン変換(DCT)符号相関について,実画像での推定精度,圧縮画像との親和性,及び実システムでの可用性を示し,その応用展開に向けての基盤を確立することを目的とする本研究の遂行にあたり,国内外の主要会議(IEEE International Conference on Acoustics, Speech and Signal Processing (ICASSP 2013), 信号処理シンポジウム)に出席し,国内外の研究者と意見交換を行い,超解像画像処理に関する最新動向を調査した.商用カメラで撮影した実画像を用いて移動量推定実験をおこなった, 一方、理論面において,DCT符号相関を発展させ、DCTを用いて信号の位置ずれ量を推定することができる線形相関法の論文(A Computing Method for Linear Convolution and Linear Correlation, IEICE Trans. Fundamentals, vol.e96-A, no.7 pp. 1518-1525, July 2013 )を発表した.さらに,水平および垂直方向について対称なパターンについて一度に相関計算を実行できることを新たに示し,International Symposium on Image and Signal Processing and Analysis にて発表し,Best Paper Awardを受賞した.さらに,これを多次元に発展させたものが,信号処理分野におけるフラッグシップメント会議であるIEEE ICASSP 2014に採択された.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新しい理論の展開により,その発表およびそれに伴う作業が発生した.また,ディジタル一眼レフを使用し,木片(パターン)を撮影した画像は,マイクロステージを使用して0.05マイクロメートルの精度で移動させたものの,RAW画像の解像度が大きすぎて,サブピクセル移動量の真値の算出に困難が生じている.現在,この解決策を思案中である.
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Strategy for Future Research Activity |
DCT符号相関による位置ずれ量推定実験の結果をまとめ,これを発表し,さらに,ノイズ除去とボケ修正をDCT領域で行う超解像度処理を確立する.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究に遅延が生じているため 新たな実画像測定のカメラの購入および,国内外の主要会議に出席し,討議および発表をおこなう.
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Research Products
(3 results)