2013 Fiscal Year Research-status Report
光バーストスイッチングにおける光符号多元接続技術及びネットワーク符号化の適用
Project/Area Number |
24560474
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Research Institution | Chiba Institute of Technology |
Principal Investigator |
鎌倉 浩嗣 千葉工業大学, 情報科学部, 准教授 (60344967)
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Keywords | 通信方式 / 光バーストスイッチ / 光符号分割多元接続 |
Research Abstract |
OBSネットワークは,スロット型OBSに特化した解決方法の提案が重要であることを考慮して本年度も研究実施してきた.これまで,各送信ノードで独立に生成されるバーストはそれぞれ異なるバースト長をもち任意のバースト長で帯域予約や経路切替がなされてきたが,スロット型OBS方式では,スロットと呼ばれる一定の処理単位ですべてのノードにおける予約や転送処理を同期させて行なわれるものを想定している.したがって,波長予約や経路切替処理は,すべてネットワークで定義されるスロット長単位で行なわれ,その結果として,各送信ノードで生成されるバーストは,送信ノードにおいて複数個のスロットに分割され,その分割した数だけのスロット予約を成功させることによって,バースト全体として目的ノードで正しくデータ受信できることを確認できた.とくに,本年度は,このスロット型OBSにおいて,中継ノードにおいてバースト競合が発生したときに,OCDMAによる符号化することを検討し,その結果,バーストの経路上にある残りの中継ノードに対して,符号化に用いた符号情報も制御パケットに含めて通知する機構を具体化した.これによって,1スロット時間がF倍のスロット時間に拡大することから,F倍の遅延を受けたものの,遅延量自体は常に一定であることの影響が上位レイヤ等に与える影響が小さいことを確認した.符号化されたスロットの受信のためには,符号化に用いた符号系列に対する復号器を用いて,重みスロットに拡散されたスロットを元の1スロット時間に集める(復元する)ことにより実現する方法を詳細に検討した.次年度では,さらに,複数の中継ノードにおいて,バースト競合が発生した際に,複数回符号化する場合の符号の組み合わせについて具体的なネットワークトポロジーと一緒に検討することを予定している.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
一部の備品を除き,研究計画・方法の通り研究遂行に必要な物品・謝金等の経費を計画通り執行できており,予定通り順調に進展している.
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画・方法の通り,平成25年度以降の計画に基づき,多段符号化の研究及びネットワーク符号化の研究を遂行する予定である.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
購入予定の備品の製品発表が遅れたために年度内に購入することが困難となったため. 発表された製品の購入に使用する予定である.
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Research Products
(2 results)