2014 Fiscal Year Annual Research Report
多機能携帯情報端末に対応した制御系CADシステムの開発
Project/Area Number |
24560550
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
古賀 雅伸 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 教授 (90251644)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 制御工学 / 制御系CAD / 数値計算 / 携帯情報端末 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、申請者のグループが開発した基盤数値計算ライブラリ(NFC)および制御系モデリング・シミュレーションツール(Jamox)を多機能携帯情報端末(Android端末)へ移植し、マルチタッチ操作や端末に搭載されているセンサーを活用することで、操作性や利用満足度を向上させた制御系CADシステムを構築することを目的とする。今年度は具体的に以下の内容を実施した。 まず、Androidにおける3D描画APIであるOpenGL ESを用いてメカニカルシステムのシミュレーション結果を可視化する3Dアニメーションツールを開発した。開発に際しては、多機能携帯情報端末のユーザインターフェースの特徴の一つであるマルチタッチ操作を活用し、対象の移動、回転、ズームなどの動きを直感的に入力することができるようにし、操作性を向上させた。 次に、加速度センサーやジャイロスコープ等の多機能携帯情報端末に搭載されたセンサーを活用することで、制御系CADシステムおよび3Dアニメーションツールを楽しく、面白く、心地よく使用できるよう、シェイクを利用したブロック線図の操作UI等を提案し、ユーザエクスペリエンス(利用満足度)を向上させた。 そして、本研究で開発したモデリング・シミュレーションツールを複数のユーザに使用して頂くことでユーザビリティ調査を行い、本ツールの有用性を評価した。今後は、他大学の教員等に協力を依頼し、大学等の演習や実験で使用して頂き、できるだけ多くの人から評価を収集し、ユーザインターフェース等を改善していく予定である。
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