2014 Fiscal Year Annual Research Report
広域強震動予測の為の表層地盤非線形増幅特性のモデル化と地域防災・国土保全への反映
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24560595
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Research Institution | Tobishima Research Institute of Technology |
Principal Investigator |
池田 隆明 飛島建設株式会社技術研究所, その他部局等, 部長 (40443650)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
紺野 克昭 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (40276457)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 地震動 / 表層地盤 / 非線形特性 / 増幅特性 / 地震規模 |
Outline of Annual Research Achievements |
巨大海溝型地震である2011年東北地方太平洋沖地震を対象に,地盤の増幅特性を考慮して震源破壊過程の検討を行った.特に,巨大海溝型地震では,内陸地殻内地震を上回る規模の複数の強震動生成域(セグメント)が生じるため,個々のセグメントの地震規模を適切に把握することが重要となる.各セグメントを固有の地震と想定し,距離減衰式を用いて地震規模の推定を行い,宮城県沖の強震動生成域がMw7.8とMw8.1,茨城県・福島県沖がMw7.8と推定した.これらの結果を用いて地盤の増幅特性を考慮した地震動評価手法の検証を行った.また,得られた知見を用いて2014年に発生した伊予灘の地震(Mj6.2),長野県北部の地震(Mj6.7)の強震動評価を実施し,良好な結果を得ている. これらの研究成果については,土木学会論文集等に投稿・採用されている.
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Research Products
(5 results)