2012 Fiscal Year Research-status Report
途上国での戦略的モビリティマネジメント施策立案のための調査手法の開発
Project/Area Number |
24560637
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
岡村 敏之 東洋大学, 国際地域学部, 教授 (90314781)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 文彦 横浜国立大学, 理工学研究科, 教授 (70217892)
王 鋭 横浜国立大学, 理工学研究科, 研究教員 (00547218)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 交通需要マネジメント / 公共交通 / 途上国 |
Research Abstract |
交通計画以外の分野(社会調査論,マーケティング,文化人類学等)も含めた調査手法のレビューを行った。特に,文化人類学のフィールドワークで用いられるIn-Depth Interview等の質的調査の,特に予備調査での適用可能性を検討した.研究代表者の異動により、社会学や文化人類学を専攻する教員と同じ教育・研究組織となったこともあり、これらのレビューを効率的に進めることができた。また、調査対象都市の検討を行った。 予備調査として、研究代表者は、別途研究での出張と兼ねてフィリピン大学ディリマン校を2回訪問した。一回目の訪問では、フィリピンでの状況のヒアリングと予備調査を実施し、予備調査では、大学職員を対象にIn-Depth Interviewを行い、自動車保有者および非保有者の自動車利用と保有に対する意向を尋ねた。また二回目の訪問では、実際に公共交通ターミナルおよびショッピングセンター駐車場にてインタビュー形式の調査を行い、人々のライフスタイルなどもふくめた設問、交通手段に対する主観的評価、仮想状況での交通手段選択に関する質問を行った。また、研究分担者の中村文彦は、ブラジルのクリチバ市のパラナカトリカ大学を訪問し、調査実施可能性を検討し、簡便な自己記入式の調査を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画していた、複数都市での予備調査実施を行うことができ、そこでの調査から一定の成果を得られた。調査では、さまざまな設問を配置し、人々の特性把握に有効な設問が何かを把握することができた。これらの結果から、次年度以降での調査票設計への知見が得られ、本格調査実施への目途がついた。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度の調査での成果を踏まえて、本調査にむけた調査項目の改訂および絞込みを行う.加えて,予備調査での調査実施上の課題を整理して,調査手法(インタビュー方法,サンプリング方法など)の検討を行う.同時に、マニラ市、クリチバ市以外での調査実施計画を、現地の研究者とともに立案する。今年度は、マニラでの予備調査を別途研究費での訪問時に同時に行い予算執行額を抑えることができたため、次年度に複数都市での調査実施のための旅費に研究費を割くことが可能となった。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成24年度は、マニラでの予備調査を別途研究費での訪問時に同時に行い予算執行額を抑えられた。平成25年度は、前年度の繰越額を、本調査の実施のための旅費等に充当し、予備調査で対象とした都市から,順次本調査を行う.そのために、海外旅費と必要に応じて調査協力者への謝金を支出する。調査実施にあたっては、研究分担者と協議し、調査都市の選定と、実施計画の策定を行う。また、研究協力者(大学院生)とともに調査・分析を行うことから、調査および分析のための謝金、および分析のための機器(パソコン等も含む)の購入を行う。
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Research Products
(1 results)