2013 Fiscal Year Research-status Report
途上国での戦略的モビリティマネジメント施策立案のための調査手法の開発
Project/Area Number |
24560637
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
岡村 敏之 東洋大学, 国際地域学部, 教授 (90314781)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 文彦 横浜国立大学, 都市イノベーション研究院, 教授 (70217892)
王 鋭 横浜国立大学, 都市イノベーション研究院, 助教 (00547218)
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Keywords | 交通需要マネジメント / 公共交通 / 途上国 |
Research Abstract |
今年度は引き続き、交通計画およびそれ以外の分野(社会調査論、マーケティング、文化人類学等)の調査手法の整理を行った。 また、昨年度のフィリピン国マニラでの予備調査に引き続き、今年度はベトナム国ホーチミン市において、11月の予備訪問の後、3月の現地訪問の際に、現地のホーチミン交通大学の協力を得て、おもにバイク利用者とバス利用者に対するインタビュー調査および自己記入式の調査を行い、調査票を回収した。また、昨年度に共同研究者が行ったブラジル国クリチバ市での調査結果をもとに、分析を進めた。 以上をもとに、途上国での人々の自動車等の私的交通手段への依存傾向の現状調査を進め、調査項目の精緻化と、調査方法の確立を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り、フィリピン、ブラジル、ベトナムでの調査を行った。またパキスタンでの調査結果をもとにした分析も引き続き行っている。当初の調査計画に列挙した地域のうち、中国とスリランカについて、今年度に調査を行えるかどうかの検討を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
ベトナムでの本格調査に向けて、ある程度の資源の集中を行う予定である。中国とスリランカについては、実現性の検討を早期に行い、必要に応じて実施する予定である。また、複数国での調査結果をもとに、調査手法の確立を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
初年度(H24年)での繰越額が567103円あり、それとほぼ同額がH26年への繰越額となっている。H25年度は、計画通りに執行している。 H26年度は、海外調査を引き続き行い、加えて成果発表も含めて、H24年での繰越額相当の経費を必要としており、それらを執行していく予定である。
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Research Products
(3 results)