2012 Fiscal Year Research-status Report
通風・自然換気を用いた学校校舎改修時の温熱空気環境改善手法の開発
Project/Area Number |
24560721
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | University of Niigata Prefecture |
Principal Investigator |
坂口 淳 新潟県立大学, 国際地域学部, 教授 (90300079)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 学校校舎 / 通風 / 自然換気 |
Research Abstract |
限られた研究期間、予算を最大限に活用するため、通風に関する実測調査の前に、3次元数値解析を用いて校舎の通風・自然換気について検討する。 平成25年の研究実績は、単純な校舎を対象に通風気流の解析を3次元数値流体解析(以下CFD)を用いて行う。日本建築学会設計計画パンフレットに示されている1階建ての6種類の建物を対象に解析をする。あわせて、開口部の大きさと室内の照度分布等の関係について、照明計算ソフトを用いて解析する。CFDと照明計算ソフトから庇やベランダのない単純な窓の学校を対象に教室及び廊下の光環境と通風性情について検討する。 さらに平成25年度以降の研究計画のため、2から4階建校舎について解析モデルの検討をする。解析モデルは廊下の位置(片廊下型・中廊下型)、校舎の形状(一文字校舎、ロの字校舎、コの字校舎)、廊下側壁形状(欄間の有無、オープン型教室)をパラメータに実際の校舎建物の状況を踏まえながら作成する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成24年度の研究計画としてCFDによる通風気流の解析と冬季に自然換気に関する実測調査の2種類の計画を予定していたが、限られた研究期間と予算を有効に活用するため、CFDの解析を先に実施している。研究計画にはないが、窓開口部の影響は通風気流のみならず、日射取得熱、照度の影響もあるため、照度分布についての解析を追加して行っている。解析は順調に進んでおり、その結果を用いて平成25年度以降に実測調査、数値流体解析を実施する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度、26年度は研究計画通りに数値流体解析および模型実験、実測調査により学校校舎の温熱環境の実態を明らかにする予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
今年度に発生した次年度使用額(B-A) 77,321円は平成25年度の実験材料費として有効に活用する。
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